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探究学習や進路指導の「自己理解」支援…中高教員向けウェビナー12/17

 Nissay MIRAIQAが運営する教育機関向けAIジャーナリングサービス「muute for School」は2025年12月17日、中学校・高等学校の教員を対象とした無料オンラインウェビナー「酒井淳平と長谷川弘和が語る『キャリア教育における"自分を知る"ことの重要性』」を開催する。

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酒井淳平と長谷川弘和が語る「キャリア教育における”自分を知る”ことの重要性」
  • 酒井淳平と長谷川弘和が語る「キャリア教育における”自分を知る”ことの重要性」

 Nissay MIRAIQAが運営する教育機関向けAIジャーナリングサービス「muute for School」は2025年12月17日、中学校・高等学校の教員を対象とした無料オンラインウェビナー「酒井淳平と長谷川弘和が語る『キャリア教育における"自分を知る"ことの重要性』」を開催する。

 ウェビナーでは、立命館宇治中学校・高等学校の酒井淳平教諭、仙台市立仙台大志高等学校の長谷川弘和教諭を招き、探究学習や進路指導において課題となりやすい「生徒の自己理解」へのアプローチについて、実践事例を交えて議論する。

 学習指導要領の改訂にともない、学校現場では「総合的な探究の時間」をはじめとした、生徒の主体的な進路選択を促すキャリア教育が求められている。一方で、選択肢が多様化する現代において、生徒自身が価値観や適性を言語化する「自己理解」のプロセスは難易度が高く、指導にあたる教員からも具体的な支援方法に関する課題が多く寄せられているという。

 こうした背景を受け、ジャーナリングを通じて自己理解を支援する「muute for School」は、探究学習とキャリア教育の実践に知見をもつ2名の現役教諭を招き、教育現場への情報提供を目的としたウェビナーを企画した。

 当日は、講師による話題提供とトークセッションを展開。キャリア教育における「自己理解」の位置づけについては、進路選択の土台となる「自分を知る」プロセスを探究学習の中でどのように設計すべきかについて解説する。また、生徒の価値観を引き出す指導実践では、生徒が自身の興味・関心や強みに気付くための具体的な問いかけや環境づくりについて共有。ICTツールを活用した振り返りの手法では、「muute for School」などのツールを用い、生徒の内面や変容を客観的に捉える方法について紹介する。

 酒井教諭は、2008年度よりキャリア教育部の立ち上げを推進。文部科学省指定の「総合的な探究の時間」研究開発やWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)拠点校としてのカリキュラム開発に従事している。著書に「『探究』の現在地とこれから」(明治図書)など多数。日本の探究学習を理論面から支えるキーパーソンとして知られる。

 長谷川教諭は、特別活動や探究学習を通じたキャリア教育の実践家。「自称・特別活動普及委員」として、宮城県を中心に教員向けの勉強会を主催。生徒のあり方・生き方に深く切り込む指導法に定評があり、全国に多くのファンをもつ現場のリーダーとして活動している。

 「muute」は、感じていることや考えていることを日記のように自由に書き出し、AIがそれらの感情や思考を分析してフィードバックを行い、自分自身と向きあい、客観的に振り返ることができるAIジャーナリングアプリ。「ジャーナリング」は、頭に思い浮かんだことをありのままに書くことを意味し、心身の健康や自己認識力の向上につながるなど、心の整理やメンタルヘルスに良い影響があることから注目を集めているという。

◆酒井淳平と長谷川弘和が語る「キャリア教育における"自分を知る"ことの重要性」
日時:2025年12月17日(水)20:00~21:30
会場:オンライン(Zoomウェビナー)
対象:中学校・高等学校の教員、教育委員会関係者
募集人数:180名(好評につき100名から増枠)
参加費:無料(事後アーカイブ配信あり)
申込方法:Peatix、こくちーずより申し込む

《吹野准》

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