さいたま市教育委員会は2025年12月5日、初めての実施となった「さいたま市立学校教員採用ティーチャー・リターン選考試験」の結果を公表した。受験者6人のうち、5人が合格した。
さいたま市立学校ティーチャー・リターン制度は、人材確保の柱の1つとして2025年10月からスタート。過去にさいたま市立学校の教員として一定期間の勤務実績があり、育児や介護などの理由で教職を離れた人のうち、再度さいたま市の教員として勤務することを希望する人を対象としている。
募集区分は、管理職(校長、副校長、教頭)、小学校教員、中学校教員、特別支援教育担当教員(小学校)。募集教科は、小学校教員が全教科、中学校教員が国語、社会、数学、理科、音楽、グローバル・スタディ(英語)。出願は、さいたま市でかつて勤務していた校種と同一校種および教科のみ可能。
初の実施となった2026年度採用(2025年度実施)の選考試験では、10月1日から31日まで出願を受け付け、11月13日・14日に個人面接と在職時の人事評価結果を基礎とした勤務成績評価による選考を実施した。
採用見込数は、各志願区分とも若干名。これに対して、受験者数は6人、合格者数は5人。さいたま市教育委員会では、個人の特定につながることを配慮するとの理由から、志願区分の内訳は非公表としている。









