東京都教育委員会は2025年10月17日、学校における働き方改革の推進に向けた取組みの1つとして、Webサイトに「働き方改革推進ポータル」を開設した。教職員と保護者・地域住民それぞれに向けて、情報を随時発信していく。
子供たちの豊かな学びと健やかな成長のため、東京都教育委員会は教員の心身の健康を維持し、誇りとやりがいをもって職務に従事できる環境を整備することで学校教育の質を維持・向上するため、学校における働き方改革を進めている。しかし、改革を進めるためには、教育委員会はもちろん、教職員、保護者・地域といった学校に関わるすべての人が、それぞれの立場で改革に取り組む必要がある。
そこで今回、東京都教育委員会はWebサイトにあらたに「働き方改革推進ポータル」を開設。教職員に向けて、各学校でできることから着手するなど、現場からの改革を一歩ずつ進めていくこと、および保護者・地域住民に向けて、教員が子供たちと向きあう時間を確保するため、学校における働き方改革への理解と協力を呼び掛ける。
「働き方改革推進ポータル」は、「学校の働き方改革について」「学校の時間外勤務状況」「働き方改革事例集」「保護者・地域の皆様へ」の4項目から構成。たとえば、「学校の働き方改革について」では、これまでの働き方改革における取組みの状況について、年度ごとにとりまとめている。
「学校の時間外勤務状況」では、都立教員の時間外在校等時間の状況について、全体や学校ごとに可視化した「TOKYO都教職員時間外在校等時間見える化ボード」を掲載。学校全体、校種別、学校別に月ごとの状況を確認できる。また、「働き方改革事例集」では、土曜授業日の見直し、通知表の担任所見の削減などといった具体的な事例について紹介する。
東京都教育委員会では、今後「働き方改革推進ポータル」にて、働き方改革に取り組むために必要となる情報を随時発信していくとしている。










