北海道と札幌市の両教育委員会は2025年9月26日、2026年度(令和8年度)北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査の第2次検査合格者を発表した。最終合格者数は北海道1,136人・札幌市343人。倍率は北海道2.0倍・札幌市3.7倍となった。
2026年度北海道・札幌市公立学校教員採用候補者選考検査は、第1次検査を6月15日、第2次検査を8月1日~3日にかけて実施し、最終結果を9月26日に公表した。
北海道採用分は受検者数2,302人に対し、登録者数(合格者数)1,136人で倍率2.0倍(前年度同率)。校種別の倍率は、小学校1.5倍(登録者数303人)、中学校1.8倍(同424人)、高等学校2.4倍(同230人)、特別支援学校1.4倍(同119人)、養護教諭5.1倍(同57人)、栄養教諭24.0倍(同3人)。なお、高等学校については、北海道と札幌市の共同の登録者となっている。
北海道採用の登録者のうち、特別選考による者は、期限付教員141人、教職大学院修了者29人、キャリア・リターン28人、セカンドキャリア(教員免許状取得者)23人、現職教員15人、小学校教諭特選7人、登録辞退者5人、セカンドキャリア(教員免許状非取得者)4人、社会人(教員免許状非取得者)2人、アスリート1人、障がい者1人、ALT1人だった。
札幌市採用分は受検者数1,272人に対し、登録者数(合格者数)343人で倍率3.7倍(前年度比0.4ポイント増)。校種別の倍率は、小学校・幼稚園2.9倍(登録者数163人)、中学校・高等学校4.8倍(同124人)、特別支援学校1.9倍(同47人)、養護教諭14.2倍(同6人)、栄養教諭12.0倍(同3人)となった。
札幌市では、第2次検査受検者を対象に、2025年度中から臨時教員として勤務できる人を募集している。合格者については、正規採用の時期まで勤務できる人を募集。今回、不合格となった人についても、臨時教員の経験が教育現場を知る良いきっかけや学校教育に対する見識をより深める貴重な機会になり、経験年数が一定期間以上となった場合は、採用検査において「臨時教員特別選考」での出願が可能としている。