神戸市教育委員会は2025年9月18日、2026年度神戸市立学校教員採用候補者選考の第2次選考最終合格者を発表した。一般選考の最終合格者は483人で実質倍率は3.5倍。任期付教員枠の合格者177人をあわせた全校種の実質倍率は2.6倍となった。
2026年度神戸市立学校教員採用候補者選考は第1次選考の筆記試験を6月14日、面接を6月27日・28日、第2次選考を7月19日~8月17日にかけて実施した。一般選考の受験者は1,702人、合格者は483人で、全校種の実質倍率は前年度比0.2ポイント増の3.5倍。また、産前産後休暇・育児休業代替任期付教員としての合格者は177人となり、任期付教員を含む全校種の実質倍率は2.6倍となった。
校種別の正規合格者数は、幼稚園6人(実質倍率5.3倍)、小学校188人(同3.5倍)、中学・高等学校206人(同3.5倍)、特別支援学校62人(同1.9倍)、養護教諭18人(同7.8倍)、栄養教諭3人(同9.3倍)。任期付の合格者数は幼稚園5人(同2.9倍)、小学校101人(同2.3倍)、中学・高等学校45人(同2.9倍)、特別支援学校19人(同1.5倍)、養護教諭6人(同5.8倍)、栄養教諭1人(同7.0倍)。
今回の試験から第1次試験が免除となった「現職教員区分」は、前年度比29人増の125人が受験し61人(前年度比9人増)が合格。新設した「臨時的任用教員継続勤務者区分」では93人が受験し30人が合格した。また加点制度の見直しにより、新設した「学生スクールサポーター、幼稚園学生ボランティアおよび特別支援教育ボランティアへの加点」(5点)を申請した受験者は144人にのぼり、49人が合格者となった。
このほか、新設した特別支援学校キャリアチェンジ特別選考で4人が受験し2人が合格。離職者を対象とした特別選考は13人が受験し8人が合格。教員免許状を持たない者を対象とした特別選考は9人が受検し3人が合格した。
一方、大学3年生等早期チャレンジ選考は256人が受験し、第I区分で101人、第II区分で155人が合格した。なお、第I区分合格者は次年度試験において第1次選考免除、第II区分合格者は第1次選考筆記試験(教職・一般教養)が免除となる。
神戸市では、正規教員や離職者、今回の最終選考の不合格者や辞退者などを対象とした特別選考(秋冬実施)を11月に実施する。出願は10月14日午後5時までで、必ず10月29日~11月10日までの期間中にWeb適性検査を受ける必要がある。