教育業界ニュース

先生の74%がDX推進に賛成、学校のデジタル化で変わる授業と働き方

 eラーニング戦略研究所が行った調査の結果、小学校では教材DXが81%、大学・専門学校では課題や授業配信DXが84.4%と進展していることが明らかになった。

教育行政 その他
初等・中等・高等教育における教育DXの現状と課題に関する調査報告書
  • 初等・中等・高等教育における教育DXの現状と課題に関する調査報告書
  • 授業DXの現状
  • DX推進で期待される効果
  • DX推進での課題

 デジタル・ナレッジが運営するeラーニング戦略研究所は、教育DXに取り組む全国の小・中・高校、大学、専門学校の教職員100名を対象に、実際の取り組状況や課題を調査し、その結果を報告書として2025年9月に公開した。調査の結果、小学校では教材DXが81%、大学・専門学校では課題や授業配信DXが84.4%と進展していることが明らかになった。

 調査は、2025年7月23日から24日にかけて、アンケート専門サイトを用いたWebアンケート形式で実施された。調査対象は、教育DXに取り組む全国の小・中・高校、大学、専門学校の教職員(校長・教頭、教員、事務職員)100名である。

 調査結果によると、小学校では教材DXが81%の進展を見せており、大学や専門学校では課題や授業配信DXが84.4%に達している。これにより、学校種別によってDXの進展や課題に差があることが明らかになった。

 DX推進に賛成する教職員は74%で、もっとも期待される効果として業務効率化があげられている。しかし、最大の壁は教員リテラシー格差であり、これを解消するためには体系的な研修と包括的な支援が必要とされていることが示された。

 デジタル・ナレッジは、教育に関する夢や想いを共有しながら、学びの架け橋となり、学習環境を創造することを使命としている。教育機関や研修部門にある「知識(ナレッジ)」を効率的かつ効果的に流通させ、受講者に届けることで、より良い知識社会の実現に貢献することを目指している。

《吹野准》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top