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義務教育学校、23校増の261校に…最多は北海道32校

 国公私立の義務教育学校が前年度(2024年度)より23校増え、2025年度は261校になったことが、文部科学省の2025年度学校基本調査(学校基本統計)速報値からわかった。国公私立別では、公立が22校増、国立が1校増となった。

教育行政 文部科学省
各学校段階ごとの在学者数の推移
  • 各学校段階ごとの在学者数の推移
  • 初等中等教育機関、専修学校・各種学校の学校数、在学者数、教員数

 国公私立の義務教育学校が前年度(2024年度)より23校増え、2025年度は261校になったことが、文部科学省の2025年度学校基本調査(学校基本統計)速報値からわかった。国公私立別では、公立が22校増、国立が1校増となった。

 義務教育学校とは、小学校の6年間と中学校の3年間を一貫して行う9年制の学校。2016年に制度化された。

 学校数は増加傾向にあり、文部科学省が2025年8月27日に公表した2025年度学校基本調査の速報値によると、2025年度は前年度比23校増の261校となった。国公私立別でみると、国立は前年度比1校増の6校、公立は前年度比22校増の254校、私立は前年度と同じ1校。

 学校数の増加にともない、義務教育学校の在学者数も過去最多を記録。2025年度は、前年度比7,113人増の8万6,924人となっている。

 義務教育学校の設置数を都道府県別にみると、北海道の33校が最多、ついで鹿児島県が17校、茨城県が16校、京都府・大阪府が各13校、東京都が11校と続いている。在学者数では、茨城県の1万599人がもっとも多い。一方、山梨、徳島、香川、愛媛、沖縄の5県は2025年度時点で、義務教育学校が設置されていない。

《奥山直美》

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