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小学校高学年の約8割、パソコンのキーボードで文字入力ができる

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2025年11月27日、「2024年親と子の調査」から「子のICTスキルについて」発表した。カメラで写真や動画を撮影、スマホやパソコンで文字入力、インターネットを使って情報検索は中学生の約9割が習得していることがわかった。

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【小中学生】実施可能なICTスキル(学年別)
  • 【小中学生】実施可能なICTスキル(学年別)
  • 【小中学生】パソコンでの文字入力を習得(経年変化)
  • 【小中学生】SNSで見せたい人だけに情報送ることができる (経年変化)
  • 【小中学生】情報機器を利用した授業頻度とパソコンで文字入力を習得している割合(学年別)
  • 【小中学生】情報機器を利用した授業頻度とプログラミングによりアプリやシステムを作成できる割合(学年別)

 NTTドコモ モバイル社会研究所は2025年11月27日、「2024年親と子の調査」から「子のICTスキルについて」発表した。カメラで写真や動画を撮影、スマホやパソコンで文字入力、インターネットを使って情報検索は中学生の約9割が習得していることがわかった。

 「2024年親と子の調査」は2024年11月、全国の小・中学生とその親を対象に訪問留置調査を実施した。回答数は1,300組。今回は、子のICTスキルについての調査結果を発表した。

 子供たちがスマホ、パソコン、タブレットを利用する時に使うスキルの中で習得しているものについて聞いたところ、「カメラで写真や動画を撮影」は、小学校低学年で85%、高学年で90%、中学生の96%が習得している。スマホ、パソコンで文字入力、情報検索は中学生の約9割が習得していることがわかった。

 次に、経年変化が比較できる関東地域の小中学生を対象に「パソコンでの文字入力の習得(経年変化)」をみると、GIGAスクール構想が本格始動した2021年に大きく伸び、2024年に小学校低学年では初めて4割を超えた。また、スマートフォンに関するスキルも向上しており、「SNSで見せたい人だけに情報を送ることができる」人の割合を経年でみると、全体として年々上昇傾向にあり、特に小学校高学年では、2023年から2024年の1年間で8ポイント増加した。

 最後に、学校の授業で情報機器(タブレットやパソコン)を利用した頻度と、パソコンで文字入力ができる子供の割合をあわせると、授業での利用頻度が高いほど、文字入力を習得している割合も高くなる傾向がみられた。特に小学校低学年ではこの傾向が顕著であった。また、プログラミングによりアプリやシステムを作成できると回答した割合も、中学生では情報機器を利用した授業頻度が高いと、できると回答した割合が高い傾向がみられた。

 「子どもに関する調査結果」は「モバイル社会研究所白書2025年版」でも紹介しており、ICT利用状況全般の調査結果などもまとめている。

《中川和佳》

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