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進研ゼミ赤ペン添削指導、学校向け提供…横浜翠嵐高校で初導入

 ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ」の「赤ペン先生の添削指導」サービスを、学校向けに7月より提供開始する。学校向けに赤ペン先生のサービスを展開するのは、1969年の進研ゼミ高校講座開講以来初となる。

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赤ペン先生の添削指導
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 ベネッセコーポレーションは、「進研ゼミ」の「赤ペン先生の添削指導」サービスを、学校向けに7月より提供開始する。学校向けに赤ペン先生のサービスを展開するのは、1969年の進研ゼミ高校講座開講以来初となる。導入1校目は、難関大学への合格者を多数輩出している神奈川県立横浜翠嵐高校に決定した。

 教師の働き方改革や価値観の変化が進む中、学校現場では生徒ひとりひとりに対するきめ細かな添削指導に十分な時間をかけられないという課題がある。また、指導力の継承が難しくなっていることも問題視されている。これらの課題を解決するために、ベネッセコーポレーションは通信教育において50年以上培ってきた「進研ゼミ」の添削指導ノウハウを生かし、生徒に寄り添った個別最適化された学びを提供することで、学校教育を支援する。生徒を学校外からもサポートし、質の高い指導を実現する学校環境の整備に貢献する。

 神奈川県立横浜翠嵐高校では、高校1年生と高校2年生を対象に、数学の応用・発展レベルの問題を夏・秋・冬の年3回提供する。添削指導では、採点に加え、解答のポイントや答案の改善点、復習のためのアドバイスを行う。また、出題背景情報や添削問題分析結果、類題も提供される。

 「進研ゼミ」は、50年以上の指導経験を生かし、効率的に思考力を高める良問を選定し、ていねいな添削指導で生徒の学力を伸ばす。生徒は「添削課題」を提出すると、赤ペン先生からつまずきポイントや注意点についての具体的な指導を受けられる。また、正答に対してもていねいにコメントを加えることで、伸ばしどころを客観的に把握し、やる気を引き出す。さらに、出題の意図や差がつく個所を示す問題分析、生徒のつまずきポイントや伸ばしどころを分析した答案分析を提供することで、教員の負担を軽減し、指導力の向上に貢献する。

《風巻塔子》

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