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熊本市教員採用、1次試験480人が受験…実質倍率1.9倍

 熊本市教育委員会は2025年6月16日、2026年度(令和8年度)熊本市立学校教員採用選考試験の第一次選考試験の実施状況を公表した。受験者数は試験当日の欠席者30人を除く480人で、実質倍率は前年度比0.4ポイント増の1.9倍となった。

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2026年度熊本市立学校教員採用選考試験 第一次選考試験の実施状況
  • 2026年度熊本市立学校教員採用選考試験 第一次選考試験の実施状況
  • 「大学3年生チャレンジ選考(2025年度実施)」の実施状況

 熊本市教育委員会は2025年6月16日、2026年度(令和8年度)熊本市立学校教員採用選考試験の第一次選考試験の実施状況を公表した。受験者数は試験当日の欠席者30人を除く480人で、実質倍率は前年度比0.4ポイント増の1.9倍となった。

 2026年度熊本市立学校教員採用選考試験の第一次選考試験は6月15日、熊本市内の会場で行われた。当日は、志願者510人の94.1%にあたる480人が受験。採用予定数256人に対する実質倍率は前年度比0.4ポイント増の1.9倍となった。なお、受験者数には、第一次選考試験免除者および特別選考志願者を含む。

 校種・職種別の受験状況をみると、幼稚園教諭等は2人の採用予定数に対し欠席者1人を除く8人が受験し、実質倍率は4.0倍(前年度6.3倍)。小学校教諭等は156人の採用予定数に対し欠席者7人を除く176人が受験し、実質倍率1.1倍(前年度1.1倍)。中学校・高等学校教諭等は87人の採用予定数に対し欠席者14人を除く195人が受験し、実質倍率2.2倍(前年度1.4倍)。高等学校教諭は1人の採用予定数に対し志願者6人全員が受験し、実質倍率6.0倍(前年度1.5倍)。養護教諭は7人の採用予定数に対し欠席者5人を除く78人が受験し、実質倍率11.1倍(前年度4.5倍)。栄養教諭は3人の採用予定数に対し欠席者3人を除く17人が受験し、実質倍率5.7倍(前年度3.8倍)。

 一方、新たに設置した「大学3年生チャレンジ選考」は、小学校教諭等74人(欠席者数2人)、中学校・高等学校教諭等55人(欠席者数1人)、養護教諭15人(欠席者数1人)、栄養教諭10人(欠席者数1人)の計154人が受験した。選考通過者は、2026年度に実施される2027年度(令和9年度)熊本市立学校教員採用選考試験の第一次選考試験が免除となる。

 第一次選考試験の合格者発表は7月8日。第二次選考試験は7月27日および7月28日~8月9日のうちの指定日で実施し、最終合格者の受験番号を9月中旬までに熊本市のWebサイトに掲載するとともに、受験者全員に結果を通知する。不合格者には、試験内容ごとの得点、総合得点、合格最低点および試験内容ごとの基準点が通知される。

《川端珠紀》

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