福岡工業大学(FIT)は2026年6月15日、インドのIT企業C1X AdTech Private Limited(C1X)および同国の2つの工科系大学と、国際産学連携協定(MOU)を締結したと発表した。同協定は、日本とインドの双方で活躍できる次世代のリーダー育成を目的としており、学生のインドへのインターンシップ派遣などを通じて、グローバルな産業現場での実務経験や国際体験の機会を提供する。
締結式は2026年4月28日午後3時30分より、福岡工業大学のFITホールにて行われた。同協定は、FITとC1X、セントジョセフ工業大学(SJIT)との間、およびFITとC1X、セントジョセフ工科大学(SJCE)との間で締結された計2件の三者協定。SJITとSJCEは、インド・チェンナイに所在する私立の工科系高等教育機関で、すでにC1Xとともに署名を完了しており、同日の締結式をもって正式に成立した。
協定の柱となるのは、FITの学生をC1Xインド法人へインターンシップ派遣するプログラムである。派遣学生は、人工知能・データサイエンス・マーケティングテクノロジー分野での実務研修を通じてグローバルな産業現場を体験する。あわせて、SJIT・SJCEでの講義やワークショップに参加し、語学・文化交流を含む幅広い国際体験を積む機会が提供される。インターンシップ派遣にとどまらず、両国間のより幅広い学術・産業連携についても今後さらに探究していく予定だという。
福岡工業大学は、福岡市東区に位置する私立大学。工学部・情報工学部・社会環境学部をもち、実践型人材の育成に取り組んでいる。2027年4月には工学部を改組し、半導体・建築デザイン分野を新設するとともに、新たな学部としてデジタルメディア学部を開設する予定。
同大の村山理一学長は、今回の連携協定に際し、「急速な経済成長を続けるインドにおいて国内第4位の経済規模を誇る大都市圏チェンナイにある高等教育機関と、同地に拠点をもつグローバルIT企業との連携により、国際的な産学連携をさらに推進していきます。最新IT業界のニーズを反映した海外インターンシップや南インドの大学が持つ卓越したソフトフェア工学などの知見を学び、両地域のIT人材育成を目指します」とコメントを寄せている。
C1Xは、シリコンバレーを本社とし、東京およびインド・チェンナイに拠点を置く、人工知能・データテクノロジーを提供する企業グループ。SJITおよびSJCEは、インド・タミルナードゥ州チェンナイに所在する工科系高等教育機関で、インド最大規模の工科系大学連合であるアンナ大学の加盟校であり、工学・IT・データサイエンス分野の教育・研究で高い評価を受けている。








