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佐賀県の教員採用、58人減の706人出願…倍率1.7倍

 佐賀県教育委員会は2025年5月16日、2026年度(令和8年度)佐賀県公立学校教員採用選考試験の受験申込状況を発表した。申込者数は、前年度より58人少ない706人。採用予定者数411人に対する応募倍率は、前年度比0.4ポイント減の1.7倍となった。

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令和8年度佐賀県公立学校教員採用選考試験受験申込状況
  • 令和8年度佐賀県公立学校教員採用選考試験受験申込状況
  • 中学校、高等学校申込者の教科(科目)別内訳
  • 特別支援学校申込者の学部別内訳/特別選考申込状況
  • 3年生チャレンジ受験申込状況

 佐賀県教育委員会は2025年5月16日、2026年度(令和8年度)佐賀県公立学校教員採用選考試験の受験申込状況を発表した。申込者数は、前年度より58人少ない706人。採用予定者数411人に対する応募倍率は、前年度比0.4ポイント減の1.7倍となった。

 2026年度佐賀県公立学校教員採用選考試験は、4月10日から5月7日までを受験申込期間とし、資格などの審査を経て、前年度より58人少ない706人の受験申込を受け付けた。2026年度の採用予定者数411人に対する応募倍率は1.7倍。前年度の2.1倍から0.4ポイント下降した。

 校種別の申込状況をみると、小学校は約200人の採用予定者数に対して申込者数180人、倍率0.9倍。中学校は約123人の採用予定者数に対して申込者数161人、倍率1.3倍。高等学校は約50人の採用予定者数に対して申込者数205人、倍率4.1倍。特別支援学校は約30人の採用予定者数に対して申込者数60人、倍率2.0倍。養護教諭は約8人の採用予定者数に対して申込者数100人、倍率12.5倍。

 特別支援学校を除く全校種で、前年度から申込者数が減少した。特に小学校の申込者数は前年度から45人減り、採用予定数を下回った。

 教科(科目)別では、高等学校の保健体育26.5倍がもっとも高く、高等学校の日本史(地理歴史)9.5倍、物理(理科)7.0倍、美術(芸術)7.0倍などと続いた。中学校では、保健体育5.6倍がもっとも高かった。

 2回目の実施となる大学3年生を対象とした「3年生チャレンジ受験」(2027年度採用)には、前年度より27人多い171人の応募があった。内訳は、小学校85人、中学校34人、高等学校30人、特別支援学校11人、養護教諭11人。

 2026年度佐賀県公立学校教員採用選考試験は、第一次試験を6月15日に実施し、7月4日に第一次試験の合格者を発表予定。第二次試験は7月26日から29日に実施し、合格発表は9月5日を予定している。

《奥山直美》

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