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東洋学園大学、教育の未来を考える公開講座…全6回シリーズ

 東洋学園大学は2025年5月17日から、2025年度の「公開講座」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催する。共通テーマは「問いただす、今の教育。つなぎ直す、未来の社会。」。初等・中等・高等教育を越えて、子供と社会のこれからについて全6回のシリーズ講義を通じて考える。聴講無料。

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東洋学園大学「公開講座」
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 東洋学園大学は2025年5月17日から、2025年度の「公開講座」を対面とオンラインのハイブリッド形式で開催する。共通テーマは「問いただす、今の教育。つなぎ直す、未来の社会。」。初等・中等・高等教育を越えて、子供と社会のこれからについて全6回のシリーズ講義を通じて考える。聴講無料。

 不登校、孤立、選挙離れ、国民不在、格差貧困など、教育の現場には制度や枠組みを超えて考えるべき「問い」があふれている。子どもたちそれぞれの成長に応じた教育の必要性がある中で、露呈する社会問題を切り口に、これからの日本の教育はどう応えるべきか、大学教育のあり方はどう変わるべきか。この講座では、小学校・中学校・高校・大学という枠組みを超え、初等・中等・高等教育の連続性の中で、教育の“今”を捉えなおし、未来の可能性を探る。

 講座は、都心の本郷キャンパスで全6回にわたり、対面とオンラインで同時開催される。聴講を希望する場合は、各回の申込フォームから前日までに申し込む必要がある。対面参加の場合は当日でも受け付ける。

 第1弾のテーマは「令和の子どもたちと不登校」で、増加傾向にある小中学生の不登校について、支援に携わる専門家の視点を共有しながら考える。文部科学省の見解を踏まえ、子供、保護者、学校の状況に応じた関わり方や、利用可能な機関や支援について紹介する。特にオンラインフリースクールなどの新しい関わり方から見える支援の可能性を考える。

 第2弾は「DoReMi(どれみ)」から始まる子育てをテーマに、チャイルド・リソース・センターが提供するプログラムを通じて、子供を支える親の安心基地を考える。これまで500人以上の親子に支援を行ってきた実績をもとに、親子支援の重要性を考察する。

 その後の講座では、中等教育の分岐点での「個」と「政治」、高等教育の挑戦としてのPBL教育とウェルビーイングなど、さまざまな視点から教育の未来を探る。各回の講師は、東洋学園大学の専任講師やNPO法人の理事など、多様なバックグラウンドをもつ専門家が務める。

 この公開講座は、公益財団法人文京アカデミーの後援を受けており、教育関係者や保護者をはじめ、広く一般の人に生涯学習の機会を提供することを目的としている。参加希望者は、東洋学園大学Webサイトから申込みが可能で、各開催日の1週間前から順次、聴講に関するメールが送信される。

◆東洋学園大学 公開講座
日程:2025年5月17日(土)、31日(土)、 6月7日(土)、28日(土)、7月19日(土)、26日(土)
時間:11:00~12:30
会場:東洋学園大学 1号館(東京都文京区本郷1-26-3)またはオンライン(Zoom)
対象:誰でも参加できる
受講料:無料
申込締切:各回の前日まで
※対面参加の場合は当日でも受け付ける
申込方法:Webサイトの「公開講座申込フォーム」より

《風巻塔子》

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