AIが志望理由書作成をサポート、従来の指導時間を平均40％削減

　NOLTYプランナーズは2025年4月1日、AIを活用して志望理由書の作成をサポートする「NOLTYスコラ 副担任mirAI（みらい） 志望理由書作成サポート（以下、副担任mirAI）」の提供を開始する。

　昨今の大学入試において、総合型選抜入試の受験者が増加傾向にある。総合型選抜入試や学校推薦型入試では志望理由書の提出を求められることが多く、作成にあたり生徒ひとりひとりへの個別指導が必要となる。生徒も志望理由書に何を書けば良いのかわからず、自身のキャリア観や将来やりたいことを言語化することが苦手といった声も多く聞かれるという。

AIが生徒の思考を深掘りし、情報を体系的に整理できる

　副担任mirAIは、AIを活用して生徒が質の高い志望理由書を作成するだけでなく、指導の効率化を図れるツール。早稲田大学教職大学院の田中博之教授による監修のもとに開発された。客観的な視点のmirAI先生との対話により、偏りなく生徒の思考を導き出し、独自性や説得力のある志望理由書を完成させることができる。

副担任mirAIによる志望理由書作成のための5つのSTEP

1．基本設定
　志望校のアドミッション・ポリシーや学校生活で力を入れたことなどを入力する。

2．AI対話
　チャット形式でmirAI先生からの質問に回答する。質問は生徒の回答に応じて変化するため、個人の経験や思考に沿って対話をすることができる。

3．文章の整理
　チャットの回答をベースにして、生徒自身で内容を整理・肉付けする。

4．志望理由書の作成
　3で作成した短文をもとに、志望理由書を文章化していく。作成した文章に対して、mirAI先生からアドバイスをもらったり、誤字脱字をチェックしてもらったりすることができる。

5．教員のチェック
　生徒が作成した志望理由書を確認する。添削は、コメント機能で指摘個所を選択し、赤字を入れる。また、教員の管理画面では、生徒の進捗状況を確認できるだけでなく、mirAI先生からの引継ぎ事項や志望校の情報、AI対話のやり取りの履歴も見ることができる。

AIによる添削で、教員は短時間で質の高い指導を実現

　副担任mirAIを使って作成された志望理由書は、教員がチェックする段階ですでに生成AIによるアドバイスや校正が行われているため、質の高いものができあがってくる。モニタリング校に実施した調査では、約8割の教員が「指導時間が削減された」と回答し、従来の指導時間に比べて平均40％削減されたことがわかった。また、初稿の質もおおいに向上したと回答。面談の回数を減らせる一方で、面談の質は高まったと実感しているという。

　副担任mirAIは学校関係者向けにモニター版お試しアカウントを発行している。以下のボタンをクリックして、簡単なフォームに記入するだけでモニター版のお試しを利用できる。