2025年1月16日、N高グループを運営する角川ドワンゴ学園と、ZEN大学を運営するドワンゴ学園、茨城ロボッツ・スポーツエンターテインメントの3者は、「スポーツ×教育推進に係る連携協定」を締結した。茨城県つくば市を拠点とするS高等学校と茨城ロボッツの地元での活動を基盤に、地域社会とオンラインをフィールドにした人材育成と地域発展を目指す。
協定の背景には、地域社会と教育の融合を通じて、次世代の生徒や学生に実践的な学びの場を提供するという目的がある。茨城ロボッツが取り組む地域活動やCSR活動「M-HOPE」を通じて、学生たちは地域活性化の現場を体験し、スポーツビジネスのリアルに触れる機会を得ることができる。また、オンラインを活用した新しいスポーツ・エンターテインメントビジネスの未来を構想することも視野に入れている。
協定の具体的な内容としては、「地域社会への貢献」「スポーツビジネスの発展」「スポーツ機会の提供と次世代アスリートの育成」の3つの柱がある。地域社会への貢献では、茨城ロボッツのホームゲーム観戦や地域活動への参加を通じて、学生たちが地域づくりに貢献する機会を提供する。スポーツビジネスの発展では、プロスポーツの現場での学びを通じて、ビジネススキルを身に付けるプログラムを実施する。スポーツ機会の提供では、特別奨学生制度を活用し、アスリートを目指す学生の学業と競技の両立を支援する。
協定により、茨城ロボッツとZEN大学は、スポーツと教育の連携を通じて、地域社会の発展と次世代の人材育成に寄与することを目指している。山中伸一理事長は、「地域・企業連携にスポーツという軸が加わり、プログラムを通じてプロのバスケットボールクラブに身近に触れる貴重な機会をいただくことで、生徒・学生たちの学び・経験が広がることを期待しています」とコメントしている。
一方、茨城ロボッツの川﨑篤之代表取締役社長は、「S高等学校がつくばに本校を構えているご縁を基盤に、角川ドワンゴ学園様、日本財団ドワンゴ学園様とBリーグ初の連携協定を締結できたことを、大変光栄に思います」と述べ、スポーツビジネスと教育の連携が全国的なモデルケースとなるよう取り組む意欲を示している。
この協定を通じて、茨城ロボッツとZEN大学は、スポーツと教育の新たな可能性を探り、地域社会と次世代の人材育成に貢献することを目指している。
