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東京都教委×東京女子体育大、連携協定を締結

 東京都教育委員会と学校法人藤村学園の東京女子体育大学・東京女子体育短期大学は2024年12月19日、連携協力に関する協定を締結した。協定の目的は、藤村学園の体育・スポーツ分野における専門的な教育力と研究力を活用し、東京都内の公立中学校の部活動の地域連携・地域移行を支援することにある。

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東京女子体育大学・東京女子体育短期大学の金子学長(左)と東京都教育委員会の坂本教育長(右)
  • 東京女子体育大学・東京女子体育短期大学の金子学長(左)と東京都教育委員会の坂本教育長(右)
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 東京都教育委員会と学校法人藤村学園の東京女子体育大学・東京女子体育短期大学は2024年12月19日、連携協力に関する協定を締結した。協定の目的は、藤村学園の体育・スポーツ分野における専門的な教育力と研究力を活用し、東京都内の公立中学校の部活動の地域連携・地域移行を支援することにある。

 この協定は、部活動の地域連携・地域移行における調査・研究、中学生が参加できる地域クラブ活動の検討、東京都教育委員会が実施する関連事業における藤村学園の専門的な教育力の活用、学校部活動および地域クラブ活動において指導ができる学生の確保などを含む。これにより、地域社会と学校が協力し、より充実した部活動環境を提供することを目指す。

 協定締結式は、東京都庁第二本庁舎16階の教育委員会室で行われた。出席者には、藤村学園から金子一秀学長、出張吉訓常任理事、秋山エリカ常任理事、三枝広人常任理事が参加。東京都教育委員会からは、坂本雅彦教育長、猪口太一次長、瀧沢佳宏教育監、岩野恵子総務部長、市川茂指導推進担当部長が出席した。

 藤村学園は、1902年に私立東京女子体操学校として創設され、2022年に120周年を迎えた。建学の精神である「心身ともに健全で、質素で誠実、礼儀正しい女子体育指導者の育成」に基づき、体育・スポーツの知識と深い洞察力を身に付けた次世代のリーダーを育成している。

 今回の協定により、東京都内の中学校の部活動が地域社会と連携し、より多様な活動の場を提供できることが期待される。中学生が地域クラブ活動に参加することで、地域とのつながりを深め、スポーツを通じた健全な成長を促進することが目指されている。

《神林七巳》

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