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徳島県の教員採用、中高教員「英語」出願資格を緩和

 徳島県教育委員会は2026年度(令和8年度)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査において、大学3年生対象の特別選考に加えて、中学・高校教諭「英語」の出願資格緩和など新たな取組みを講じる。第1次審査は2025年7月19日・20日。

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令和8年度(7年度実施)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査の変更点
  • 令和8年度(7年度実施)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査の変更点
  • 令和8年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査の実施日程

 徳島県教育委員会は2026年度(令和8年度)徳島県公立学校教員採用候補者選考審査において、大学3年生対象の特別選考に加えて、中学・高校教諭「英語」の出願資格緩和など新たな取組みを講じる。第1次審査は2025年7月19日・20日。

 2026年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査は、第1次筆記審査が7月19日、実技審査が7月20日。1次審査の合格者を対象とした第2次審査(模擬授業・個人面接)は8月16日~23日にかけて実施し、審査結果を9月17日に通知する。なお、申込受付は5月8日~26日の期間に行われる。

 変更点は計4項目。すでに発表済みの大学3年生等を対象とした特別選考のほか、特別支援学校自立教科教諭「理療」の募集、加点申請制度における講師経験者の加点点数の変更、中学校・高等学校教諭「英語」の出願資格の緩和を講じ、教員確保に工夫を凝らす。

 講師経験者の加点点数の変更は、徳島県内の学校の臨時教員等として勤務経験を有する者が対象。1年未満の場合は5点から「10点」に、通算1年以上3年未満の場合は10点から「20点」に、通算3年以上の場合は15点から「30点」に、それぞれ引き上げる。

 また、中学校・高等学校教諭「英語」の出願資格は、英語の免許状に加えて「実用英語技能検定などの英語の資格、検定試験のスコア(IPテスト、CBT等オンラインでの受審結果も可とする)が、CEFR B1相当以上の資格を有する者に限り出願できる」というこれまでの要件を削除。「英語の普通免許状を有する者または取得見込みであること」を英語の出願資格とする。

 審査の詳細は3月以降に公表予定の「令和8年度徳島県公立学校教員採用候補者選考審査要項」にて示される。

《川端珠紀》

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