神奈川県教育委員会は2024年12月12日、2024年度(令和6年度)実施神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験「秋期試験」の合格者を発表した。1次合格者133人のうち、123人が2次試験を受験し55人が合格。小学校を対象に新設した秋期試験の最終倍率は4.9倍となった。
神奈川県の秋期試験は小学校を対象に新設。2024年度は10月19日に1次試験、11月16日に2次試験をそれぞれ実施した。1次試験の受験者は272人、1次合格者は133人。このうち2次試験は123人が受験し55人が合格した。最終倍率(1次受験者数/2次合格者数)は4.9倍。
合格者55人を選考別にみると、一般選考が17人、特別選考1(教員経験者)が32人、特別選考2(社会人経験者)が6人。障がいのある人を対象とした特別選考での合格者はなかった。
神奈川県では、個人面接200点・模擬授業60点・論文40点の計300点満点の試験を実施。秋期試験の合格最低点は300満点中143.0点で、合格基準点134点(個人面接100点・模擬授業24点・論文10点)を9点上回った。
秋期試験・夏期試験・大学推薦の合格者を含む、2024年度実施(2025年度採用)神奈川県公立学校教員採用候補者選考試験の総合格者数は1,261人。校種別の内訳は、小学校464人、中学校219人、高等学校396人、特別支援学校154人、養護教諭28人となった。