小中学生向けエンタメ型プログラミング教材「デジタネ」とプログラミング能力検定(プロ検)は、2024年10月15日に連携を公表した。今後、デジタネを利用する教室やオンライン学習ユーザーに対し、デジタネを通じてプログラミング検定の受検機会を提供する。
エデュケーショナル・デザインが開発・提供する「デジタネ」は、マインクラフトやRobloxで学ぶプログラミング教材として、全国230教室以上に導入されているプログラミング教材。エンターテイメント性の高いコンテンツを活用し、遊びながら自然とプログラミングに必要な思考に触れることができるとして支持されている。従来より、プログラミング能力を定量的に評価することで、生徒の学習成果の可視化とさらなる成長を促したいという思いがあったという。
一方、プログラミング能力検定協会が運営するプロ検は、学校をはじめプログラミングスクール、学習塾、パソコン教室、学童など多様な教育機関で実施されている検定。子供たちのプログラミング学習への意欲喚起や学習継続のきっかけとして、また、プログラミング能力・技能を可視化し、効果的な学習・指導につなげることができるツールとして、幅広い年代に活用されている。
今回、両者の想いが一致し、デジタネを利用している教室およびオンライン学習ユーザーに対し、デジタネを通じてプロ検の受検機会を提供することを可能とする連携が決定。楽しくプログラミングを学ぶ環境に、子供たち自らの自信につながる「評価指標」を掛けあわせることで、学びと評価の両輪からプログラミングスキルを培う環境の提供を目指す。
現在、プロ検はビジュアル言語版、テキスト言語版(JavaScript/Python/Java)のどちらにも対応しており、さまざまなレベルの学習者に受検してもらえるよう構築されている。エデュケーショナル・デザインは、全国230校以上のライセンス提携校に積極的にプロ検の案内を行う予定。オンライン学習中のユーザーに対しても、受検案内やオンラインでの受検環境の整備など、多様なルートを通じた受検機会を提供するとしている。
今回の提携に際し、デジタネの代表・脇田氏は「プロ検が将来の進路選択において重要な資格として活用されることにも期待している。生徒たちがテクノロジーの進展に対応し、未来を切り拓くための学びを全力でサポートしたい」とコメント。プロ検の代表・飯坂氏は「プログラミング学習の意欲向上、達成感の醸成に少しでも貢献し、子供たちの将来の選択肢の広がりを提供したい」と想いを寄せている。