ピアソン・ジャパンは2024年10月2日、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で来場者サービスを行う「EXPOサービスクルー」の言語学習支援を提供する運営参加サプライヤーに採択されたと発表した。会期終了までの約1年間、クルーに多言語学習アプリの提供と研修、カスタマーサポートを担う。
2025年大阪・関西万博は2025年4月13日~10月13日まで大阪市此花区の夢洲を会場に開催される国際博覧会。会期中には世界各国から来場者が訪れることから、情報提供を担うスタッフ「EXPOサービスクルー」にはスムーズなコミュニケーションが求められる。
世界最大規模の教育サービスを提供するピアソンは、教育を通してすべての人のポテンシャルを引き出すためにさまざまな製品・サービスを提供しており、今回、「EXPOサービスクルー」の言語学習支援を提供する運営参加サプライヤーに採択。会期終了までの約1年間にわたり、EXPOサービスクルーに多言語学習アプリの提供と研修、カスタマーサポートを行うことが決まった。
ピアソンが開発した言語学習アプリ「Mondly by Pearson」は、英語に加え40言語以上を搭載し、世界中で1億人以上が利用。1,200通り以上の言語ペアで母語と組み合わせて学習できるほか、使用頻度の高い語彙にフォーカスし、簡単な挨拶など日常生活にすぐに役立つ言語力の習得を促す。また会話に苦手意識がある学習者も、AI英会話パートナー「Luna」や、多言語学習のチャットボットでアウトプット力を向上。職種別(接客やカスタマーサービスなど)のコンテンツも搭載しており、業務での会話にも対応できるという。
「Global Scale of English(GSE)」は、英語能力を10点~90点の範囲で1点刻みで表示する指標を採用し、英語教材とテストはGSEを基準として設計。ヨーロッパ言語共通参照枠(CEFR)に準拠し、学習者の言語習得を可視化することが可能となっている。