リシードはアメリカの名門「アイビーリーグ」の一角・コロンビア大学で理事を務める花沢菊香氏を講師に迎え、私立中高経営層・教員・教育関係者を対象に2024年9月19日、探究学習セミナー「世界で勝負できる日本人の育て方」を ピアソン・ジャパン、立命館アジア太平洋大学（APU）と共催する。
2022年度から高等学校で「総合的な探究の時間」が必修化され、3年目を迎えている。困難かつ予測不可能な VUCA*の時代、「自ら課題発見に取り組み、答えに向かう力」を育成する必要性については、教育に携わるすべての人が認識しているといえよう。
*VUCA：Volatility（変動）、Uncertainty（不確実）、Complexity（複雑）、Ambiguity（曖昧）の頭文字
その一方で、日々の主要科目の学習や受験準備に追われる生徒や保護者に対し、学校・教員側からどのように探究学習の重要性を伝え、興味を喚起し、主体的に取り組む環境を整えることができるかについては、各学校の現場で試行錯誤が続いており、学校・教員の負担も大きくなっている。
今回の探究学習セミナーでは、アメリカの名門大学で理事を務め、グローバルな起業人材の育成にも携わる第一人者の講演と参加者との質疑応答を通じ、世界で活躍する人材育成につながる探究学習のあり方について議論を深める。
基調講演は、アメリカの名門「アイビーリーグ」の一角であるコロンビア大学の理事を務める花沢菊香氏。花沢氏は高校まで日本で教育を受けた後、19歳で渡米。語学学校からコロンビア大学へ、さらにハーバード大学ビジネススクールを卒業。ニューヨークでスタートしたファッションブランド「VPL」のCEO（最高経営責任者）のほか、慈善事業家・社会起業家としての顔ももつ。「VPL」はアップサイクル**素材を使用するなど、いち早くサステナブルなコンセプトを取り入れ、レディー・ガガやマドンナ、リアーナ、ビクトリア・ベッカムらセレブたちにも愛用されている。また、東日本大震災後にはファッションを通じて義援金を寄付する非営利団体「ファッション・ガールズ・フォー・ヒューマニティ（FGFH）」を設立。コロナ禍では世界中どこからでも型紙をダウンロードして医療防護服を自分で縫える仕組みを作るなど、慈善事業にも意欲的に取り組んできた。さらに、世界を舞台に活躍する日本人をつなぎ、英語で紹介するサイト「THE IROHA」の運営も手がける。
世界から日本を見る俯瞰的・客観的な視点から、グローバルに活躍することとは、またそのために求められる教育についての講演ならびに参加者とのセッションを予定している。
**「アップサイクル」とは：本来であれば捨てられるはずの廃棄物にデザインやアイデアなど新たな付加価値を持たせ、新しい製品を作り出すこと。
探究学習セミナー「世界で勝負できる日本人の育て方」
対象：学校の経営層（理事長・校長・他管理職）、探究学習の企画運営責任者・担当教員、英語教育やグローバル人材育成にかかわる教職員
※学校関係者以外の参加はご遠慮ください。
開催日時：2024年9月19日（木）セミナー18:00～19:30／懇親会19:40～20:40（開場：17:40）
会場：立命館東京キャンパス
東京都千代田区丸の内1-7-12 サピアタワー8階（JR 東京駅 八重洲北口改札より徒歩2分）
定員：先着50名
※1校2名まで参加可能。お手数ですが各自お申し込みください。
参加費：セミナー無料／懇親会1,000円（税込・現地支払い）
主催：イード リシード編集部
共催：ピアソン・ジャパン／立命館アジア太平洋大学
申込締切：2024年9月12日（木）12:00
※ただし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
プログラム
＜1＞基調講演「世界で勝負できる日本人の育て方」
【講師】花沢菊香氏
コロンビア大学理事。生まれてから高校まで日本で教育を受けた後、コロンビア大学、ハーバード大学ビジネススクールを卒業。ニューヨークでスタートしたファッションブランド「VPL」のCEO（最高経営責任者）のほか、慈善事業家・社会起業家としての顔ももつ。
＜2＞出展企業による紹介
ピアソン・ジャパン／立命館アジア太平洋大学
【コーディネーター】加藤紀子（リセマム編集長）
＜懇親会＞
【共催】
ピアソン・ジャパン
ピアソン・ジャパン株式会社は、ロンドンに本部を置き約200カ国で事業を展開する世界最大規模の教育サービス会社ピアソンPLCの日本支社です。すべての人が学習を通じて自らの可能性を発揮できるよう支援することをミッションに、高品質のデジタルコンテンツや学習体験、アセスメントや資格などを提供。探究学習を支援するSTEAMやCLILの要素を盛り込んだ英語教科書『My Disney Stars and Heroes』『Rise and Shine』なども多数発行しています。
立命館アジア太平洋大学（APU）
2024年4月現在、立命館アジア太平洋大学（APU）には、108の国・地域の留学生が在籍し、24年間で受け入れた学生達の出身国は167か国・地域に及びます。学生の2人に1人が留学生という世界でも稀有な環境で、世の中に変化を起こす人材を育成します。昨年、「サステイナビリティ観光学部」が加わり、大学寮の増築により、希望者全員の入居も可能となりました。第二の開学を迎えたAPUの今後の挑戦にご期待ください。
