教育業界ニュース

数検、団体別成績票の対象を準1級と2級に拡充

 日本数学検定協会は2024年7月25日、実用数学技能検定(数検)の団体別成績表の対象階級を7月実施検定から、準1級と2級に拡充すると発表した。団体受検を実施した団体の指導者向けに階級ごと発行しているもので、受検の結果や分析、評価コメントなどが確認できる。

教材・サービス その他
数検準1級の団体別成績票(表面・裏面)
  • 数検準1級の団体別成績票(表面・裏面)
  • 数検2級の団体別成績票(表面・裏面)
  • 団体別成績票の見方

 日本数学検定協会は2024年7月25日、実用数学技能検定(数検)の団体別成績表の対象階級を7月実施検定から、準1級と2級に拡充すると発表した。団体受検を実施した団体の指導者向けに階級ごと発行しているもので、受検の結果や分析、評価コメントなどが確認できる。

 数検では、団体受検で準2級から5級までを実施した団体の指導者向けに「団体別成績票」を階級ごと発行している。団体別成績票には、団体と全体の合格率や平均点、学年別・領域別の正答率などを掲載。階級ごとに学習の成果や課題が確認でき、今後の学習指導に役立てることができる。

 今回、「高等学校の学習範囲がメインとなる2級以上についても発行してほしい」という指導者の要望に応えるため、準1級と2級を団体別成績票の対象階級に追加する。団体別成績票では、指標やグラフによって団体の学力の特徴や傾向がわかり、評価コメントから授業での指導改善の気付きが得られるという。

 また、準2級から5級では問題の誤答傾向により特定の問題のつまずきのようすをつかめ、準1級から2級では合格者の指標から学力の高い層の特徴や傾向がわかるようになっている。

 対象階級の拡充は、7月6日実施の数検の受験結果からで、発送は8月予定。日本数学検定協会は「今後も受検者のみなさまの生涯にわたる算数・数学の学習活動の一助として、また指導者のみなさまの算数・数学の学習指導の一助としても活用していただけるような検定事業の運営に邁進してまいります」とコメントしている。

《奥山直美》

この記事はいかがでしたか?

  • いいね
  • 大好き
  • 驚いた
  • つまらない
  • かなしい

【注目の記事】

特集

編集部おすすめの記事

特集

page top