三鷹市教育委員会と日本数学検定協会は2025年3月14日、連携協力に関する協定締結式を三鷹市教育センターで執り行った。協定に基づき、三鷹市における放課後を含めた算数・数学的活動の推進と各種教育の振興などをとおして、三鷹市教育ビジョンの実現と相互の発展をめざしていく。
今回の協定は、算数・数学的活動の推進と各種教育の振興などを通じて、三鷹市教育ビジョンの実現と相互の発展を目的に締結。「算数・数学の教科等横断的な学習の推進」「算数・数学に関連するキャリア教育の推進」「算数・数学を活用した地域学校協働活動やスクール・コミュニティの推進」「そのほか算数・数学に関連して必要と認める事項」の4点を中心に、連携を進めていく。
具体的な連携協力の例として、三鷹市独自の地域資源を生かし「天文×算数・数学」「スポーツ×算数・数学」のように体感しながら学ぶ講座やイベントを行ったり、「仕事で役立つ算数・数学」について、地元の企業と連携したうえで体験学習を実施することなどを、実践していく予定。
三鷹市教育委員会教育長の松永透氏は、特に放課後における取組みでの連携に可能性を感じていると言い、「放課後の場を通じて、日常生活や社会とのつながりを感じながら算数や数学に親しんだり、あるいは、より発展的な内容や探究的な学びを深めたり、学校の授業に限らず、放課後を含めたさまざまな場面で日本数学検定協会のみなさまの知見やノウハウを生かしながら、三鷹市の掲げる子供たちの『人間力』と『社会力』のさらなる向上を図りたいと考えております」と語った。