デジタル認証サービス機構は2024年8月1日から31日の期間、スキル・知識・コンピテンシーのデジタル証明として、学校の教職員の申請に応じてオープンバッジを期間限定で無料発行する「TEACHER PRIDE」キャンペーンを開催する。
オープンバッジは、スキル・知識・コンピテンシーのデジタル証明として、全世界で1億個以上、国内でも100万個以上が発行されている国際標準規格。教職員が所持する教員免許をはじめ、海外青年協力隊などの経験や検定、各種資格、学会や各種研究会での発表記録などをデジタル認定し見える形にできる。
「TEACHER PRIDE」キャンペーンは、全国100万人の教職員が、自身のスキルや知識、コンピテンシーに対して自信をもち、学校、教育委員会、大学等研究機関、民間の研修機関などでの研修やワークショップの受講を通して、自らが自立的・自律的に学び(研修)に取り組んでほしい、という願いを込めて実施される。
対象は、学校教職員や教員免許状の所持者。8月1日~31日までの期間限定で、教職員個人からデジタル認証サービス機構に申請すると、教員免許状の記載内容をメタデータとした、オープンバッジが無料で発行される。ただし、今回無料発行するオープンバッジについては、教員免許状の記載内容以外の情報は付加できないとしている。
無料発行するオープンバッジの画像データは、大谷中学校・大谷高等学校教諭、Organic Learning代表理事、Specialty Canva Creator Canva教育クリエーターである江藤由布先生が制作。ゴールドを基調にしたデザインで、信頼感と安心感、誇りを象徴したという。
未来教育デザイン代表社員で教育コンサルタントの平井聡一郎先生は、今回のキャンペーンに賛同。教職員のスキルなどが「見える化され、共有されることで、教職員が正当に評価され、適切な人事に結びつくことを願っています。頑張った先生が正当に評価されることは、必ず学校における教育改革の推進に繋がります」とコメントを寄せている。
取得したオープンバッジは、SNSでの共有やメールの署名欄への添付といったように、電子データとして活用できるほか、バッジ画像と共に二次元コードを印刷することで名刺等の紙面でも活用できる。2024年7月現在のオープンバッジの最新バージョンは3.0。新たな機能として、他者からのエンドースメント(裏書)を付加することにより、より情報を検証する際の信頼性が増すことが期待されている。
◆「TEACHER PRIDE」キャンペーン
期間:2024年8月1日(木)~31日(土)
対象:学校教職員のほか、教員免許状の所持者
内容:教員免許状を所持する個人からデジタル認証サービス機構への申請により、教員免許状の記載内容をメタデータとした、オープンバッジを無料で発行する
※教員免許状の記載内容以外の情報は付加できない
必要条件:自身の教員免許状(写)の画像データ、電子メールアドレス
申込方法:専用フォームから申請する