CLACKは日本マイクロソフトの支援のもと、高校教員向けAI研修プログラム「mirAI for Japan」を無償提供している。AIの基本やAI学習の指導について高校教員を対象に研修を実施し、教員を通して高校生に授業を行うことで持続的かつ継続的な学びにつながることを目指す。
「mirAI for Japan」は、CLACKと日本マイクロソフトによる高校教員向けAI研修プログラム。高校生に対して直接授業を行うのではなく、教員向けにAI研修を実施し、教員を通して高校生に授業を行うことで、持続的かつ継続的な学びにつなげることを目指している。また、高校生にAIスキルの授業を提供することで、未来を見据えた人材の開発を推進することを目的としている。
「AIについて学習したいが、どのように始めれば良いかわからず、個人で学ぶのは難しいと感じている」「授業でAIについて扱いたいが、どのように触れたら良いかわからない」といった現場の声に対応し、AI学習の指導案や授業で使えるスライドなどの教材を提供。そのほか、学校ごとの悩みや相談内容に応じて、研修内容をカスタマイズして支援するという。
2024年3月には、大阪府立泉尾工業高等学校にて教員への研修を実施。6月下旬に研修を受講した先生による、生徒への授業が行われた。授業では、AIに関する基礎学習と画像生成AIを活用した実践授業を1時間ずつ実施。授業後のアンケートで、約97％の生徒が「今後AIについて学ぶことが必要」と回答し、「使い方によっては危険であることが知れた」「アイデアを出すときに使いたい」など、注意点を学びながら意欲的に取り組んでいるようすがうかがえたという。
CLACKは、今後も高校教員に対してAI研修プログラムを届けるとともに、教育現場でのAI活用や高校生への授業展開など、AIの学びの創出を推進していくとしている。プログラムに関心のある学校関係者は、「mirAI for Japan」のWebサイトから問合せが可能。
