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秋田県教員採用、志願倍率2.5倍…過去10年で最低

 秋田県教育委員会は2024年6月5日、2025年度(令和7年度)秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験の志願状況を公表した。236人程度の募集に対し志願者は598人で、志願倍率は2.5倍。志願者数・倍率共に過去10年で最少となった。

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令和7年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験志願状況
  • 令和7年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験志願状況
  • 令和7年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験、出願から合格発表までのスケジュール

 秋田県教育委員会は2024年6月5日、2025年度(令和7年度)秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験の志願状況を公表した。236人程度の募集に対し志願者は598人で、志願倍率は2.5倍。志願者数・倍率共に過去10年で最少となった。

 2025年度秋田県公立学校教諭等採用候補者選考試験は、5月10日から27日まで志願を受け付けた。採用予定者数は、前年度より31人多い236人程度。志願者は前年度より50人少ない598人で、志願倍率は前年度比0.7ポイント減の2.5倍となった。

 校種・職種別の志願倍率は、小学校1.0倍(前年度比0.4ポイント減)、中学校3.0倍(同0.6ポイント減)、高等学校7.5倍(同0.5ポイント減)、特別支援学校1.7倍(同0.6ポイント減)、養護教諭5.0倍(同2.5ポイント減)など。募集したすべての校種・職種の志願倍率が、前年度より低下した。

 志願倍率(実習助手・寄宿舎指導員・栄養教諭特別選考を除く)は、直近10年間で志願者数がもっとも多かった2016年度9.0倍から2022年度2.8倍まで右肩下がりで低下。その後、2023年度2.9倍、2024年度3.2倍と2年連続で微増したものの一転し、2025年度は2.5倍と過去10年でもっとも低い倍率となった。志願者数は2016年度の約半数程度にとどまっている。

 秋田県の教員採用試験は今後、1次試験を7月13日・14日、結果を8月7日に発表する。2次試験は8月31日~9月2日、最終合格者発表は9月30日午後1時。

《川端珠紀》

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