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清泉女子大、JICA海外協力隊派遣へ…連携覚書締結

 清泉女子大学は2024年5月17日、地球市民学部地球市民学科の推薦を受けた学生や卒業生らを、国際協力機構(JICA)海外協力隊員に派遣可能になったと発表した。派遣準備支援のための授業を行い、意欲と能力のある学生らをJICAに推薦する。

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  • 2025年4月、地球市民学部(仮称)設置構想中

 清泉女子大学は2024年5月17日、地球市民学部地球市民学科の推薦を受けた学生や卒業生らを、国際協力機構(JICA)海外協力隊員に派遣可能になったと発表した。派遣準備支援のための授業を行い、意欲と能力のある学生らをJICAに推薦する。

 JICA海外協力隊とは、政府のODAにより、JICAが実施する海外ボランティア派遣事業。開発途上国からの要請に基づき、現地の人々と共に途上国の課題解決に取り組むことを目的として1965年に発足した。2016年7月には、これまでのアジア地域の経済と社会の発展への貢献が認められ、アジアのノーベル賞とも呼ばれるフィリピンの「ラモン・マグサイサイ賞」(Ramon Magsaysay Award)を、日本の団体として初めて受賞。外交の場では、派遣国の首脳や閣僚から隊員の活動について高い評価と感謝が表明されることもあるという。

 文学部地球市民学科では、2007年からマラウイフィールドワークや、JICA二本松訓練所での国際理解教育研修など、これまでにもさまざまな形でJICAと連携。JICA海外協力隊派遣に係る覚書は3月25日に締結した。同学科は、2025年4月に1学科2領域(地域共生領域・ソーシャルデザイン領域)で構成する地球市民学部(仮称)への設置構想中で、これに先駆けたものだという。

 今後、同大では派遣準備支援のための授業を提供し、意欲と能力のある学生や卒業生などを人選し、JICAに推薦する。JICAは、推薦された候補者を選考し、合格者をJICA海外協力隊として派遣する。

《川端珠紀》

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