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東京都、大学との共同事業…慶應義塾など3事業者を決定

 東京都は2024年4月5日、2024年度「東京都と大学との共同事業」の実施事業者を発表した。応募のあった10事業のうち、お茶の水女子大学(共同事業者:東京大学)、慶應義塾大学(共同事業者:上智大学、順天堂大学)、東京医科歯科大学(共同事業者:東京大学)の3事業を決定した。

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ユーザーテストを通じたサイエンスコミュニケーションの場の構築(お茶の水女子大学・東京大学)
  • ユーザーテストを通じたサイエンスコミュニケーションの場の構築(お茶の水女子大学・東京大学)
  • 住民の居場所づくりのためのマニュアル作成(慶應義塾大学・上智大学・順天堂大学)
  • 子ども食堂を活用した口の健康と食育の複合プログラムの開発と実施(東京医科歯科大学・東京大学)

 東京都は2024年4月5日、2024年度「東京都と大学との共同事業」の実施事業者を発表した。応募のあった10事業のうち、お茶の水女子大学(共同事業者:東京大学)、慶應義塾大学(共同事業者:上智大学、順天堂大学)、東京医科歯科大学(共同事業者:東京大学)の3事業を決定した。

 「東京都と大学との共同事業」は、大学との定例懇談会に参加する大学の「知」のリソースを生かし、東京都との政策連携や大学間の連携強化により、東京の持続的発展やSDGsの推進に結び付けるための取組み。定例懇談会に参加する複数の大学がチームを組み、共同研究などを実施する。

 2024年度は、「『成長』と『成熟』が両立した持続可能な都市・東京の実現」をテーマに募集。応募のあった10事業のうち、お茶の水女子大学・東京大学「ユーザーテストを通じたサイエンスコミュニケーションの場の構築」、慶應義塾大学・上智大学・順天堂大学「住民の居場所づくりのためのマニュアル作成」、東京医科歯科大学・東京大学「子ども食堂を活用した口の健康と食育の複合プログラムの開発と実施」の3事業を決定した。

 このうち、東京医科歯科大学・東京大学との共同事業では、子供食堂の利用者に咀嚼(そしゃく)を促すカレーと、口の健康や栄養に関する勉強会(講話)を提供。参加者へのヒアリングなどを通じて得られる効果を分析し、子供向け「口の健康と食育の複合プログラム」の開発を目指す。

 各事業の実施期間は、2025年3月末まで。事業の研究成果は都民に還元するものとし、東京都は600万円を上限に事業費を支援する。

《奥山直美》

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