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英検、目標の英語力を示す級別「Can-doリスト」公開

 日本英語検定協会(英検協会)は2024年4月1日、実用英語技能検定(英検)が測定する英語力の全体を見渡すことができる「英検Can-doリスト」を公開した。新設級「準2級プラス」を含め、英検各級の合格に必要な英語力の把握に活用してほしいとしている。

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英検Can-doリスト(1級・準1級)
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 日本英語検定協会(英検協会)は2024年4月1日、実用英語技能検定(英検)が測定する英語力の全体を見渡すことができる「英検Can-doリスト」を公開した。新設級「準2級プラス」を含め、英検各級の合格に必要な英語力の把握に活用してほしいとしている。

 「英検Can-doリスト」は、CEFRや学習指導要領における英語力の考え方を踏まえ、「各級に合格するための技能別の目標となる英語力」を示すもの。2025年度より導入予定の新設級「準2級プラス」を含め、1級から5級の英語力を「全体」「読む」「聞く」「話す」「書く」に分けて文章化している。

 たとえば、準2級プラスでは「全体」の英語力について「身近な社会的な話題について、概要や要点、詳細を理解したり、情報や自身の考えを多様な語句を用いながら詳細に伝えることができる」と記載している。

 英検協会では、英語学習者に向けて、目標とする英語級と自分の現在の英語力を「英検Can-doリスト」で照らしあわせることで、適切な目標を設定できると説明。目標級合格に限らず、生涯にわたる英語力向上に活用できるとアドバイスしている。指導者や団体、教育機関などに向けても「英検Can-doリスト」を参照し、目的に応じて学習者の英語力把握に活用してほしいとしている。

《奥山直美》

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