東京都教育委員会は2024年3月15日、東京外国語大学およびオリンパスとそれぞれ連携に関する協定を締結したと発表した。いずれも都立高校の教育の充実を図る目的で、双方がもつ高い専門性を生かした教育機会の提供などを連携して進める。
東京都教育委員会は、同日に「東京都教育委員会と国立大学法人東京外国語大学との連携に関する協定」および「東京都教育委員会とオリンパスとの連携に関する協定」を締結した。
いずれも、都立高校の生徒に対して、多様な学びの機会や専門的な教育機会を提供することを目的としたもの。東京外国語大学は、生徒個々の状況に応じた多様な学びの機会の提供と、学生に対する実践的な教育活動の充実を通じて、新たな時代に対応したグローバルに活躍することができる人材の育成を目指す。
連携協定を通じて、東京外国語大学が有する教育・研究力を生かした都立高生への専門的な教育機会の提供のほか、都立高校に在籍する外国人生徒などの学習環境の整備、東京都教育委員会が有する教育資源を活用した東京外国語大学における実践的教育活動の充実、東京外国語大学による高等学校教育に関する学術的研究の実施などを進める。
一方、オリンパスとの連携では、都立高校に対し、オリンパスが有する高度な医療技術力と科学技術力を生かした専門的な教育機会を提供することで、生徒の学問的探究意欲を喚起し、社会の持続的成長を支える人材の育成を図ることを目指す。
具体的には、オリンパスが有する技術力を生かした都立高生への専門的な教育機会の提供や、東京都教育委員会が有する教育資源を活用したオリンパスの実践的な教育支援や啓発活動の充実、そのほか協議により決定した内容について推進していくとしている。