学研ホールディングスとSPLYZAは、2024年3月13日付で業務提携契約を締結した。今回の資本業務提携を通じて、スポーツ・体育を通した教育的価値の向上に寄与するコンテンツ制作や、シニアの健やかな体づくりのためのリハビリテーションソリューションなど、新たな付加価値サービスの開発を協働で推進していく。
学研グループではこれまで、保健体育教科書や副読本・実用書、スポーツ動画コンテンツ、体力測定事業を通じて、スポーツ・体育領域の発展に貢献してきた。一方、SPLYZAは、スポーツ×教育を支援するアプリケーション開発を推進。ソフトウェア製品は高校部活動を中心に約900チームに導入されており、現在は、体育の授業など学校教育への展開も進めている。
2023年12月には、学研がSPLYZAに出資を行い、両社の教育、医療福祉領域での中長期的な取組みを開始。今回、スポーツや体育自体の教育的価値のさらなる向上を目指して資本業務提携を締結した。
今後は、「課題発見」から「課題解決」までを主体的に行うための映像振り返りツール「SPLYZA Teams」や、AIによるマーカーレス動作分析アプリ「SPLYZA Motion」といった、SPLYZAの持つ高い映像分析技術が可能にするスポーツ教育ソリューションと、学研グループの事業を組み合わせることで、利用者の幅広いニーズに応えられるパッケージサービスの提供を進めていく。
加えて、自治体や学校、地域スポーツクラブと連携し、運動データの取得・蓄積とその分析を踏まえた、ひとりひとりの運動能力向上プランや最適な指導コンテンツの提供、歩行データや体幹データに基づくリハビリテーションソリューションなどの共同開発に取り組むとしている。