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高校向けICT教材「tokuMo」全統模試レベルの問題搭載

 河合塾は2024年3月5日、高校向けに提供している6教科ICT教材「tokuMo(トクモ)」に新機能を追加したと発表した。河合塾の主力サービスである全統模試レベルの問題を搭載するとともに、学校全体の利用状況が一目でわかるレポート機能を実装。より、高校での学習指導に使いやすいICT教材に進化した。

教材・サービス 授業
模試レベル問題の選択画面
  • 模試レベル問題の選択画面
  • 数学の模試レベル問題 イメージ(一部問題は手書き入力にも対応)
  • 英語の模試レベル問題 イメージ
  • クラス学習状況のレポート画面(最大2年前まで比較可能)
  • 生徒向け機能
  • 教員向け機能
  • 学習画面(数学と理科の一部問題は手書き入力に対応)
  • 学習画面 主要5教科に加え教科「情報」にも対応

 河合塾は2024年3月5日、高校向けに提供している6教科ICT教材「tokuMo(トクモ)」に新機能を追加したと発表した。河合塾の主力サービスである全統模試レベルの問題を搭載するとともに、学校全体の利用状況が一目でわかるレポート機能を実装。より、高校での学習指導に使いやすいICT教材に進化した。

 2023年3月に正式リリースされた「tokuMo」は、多くの高校で導入が進み、授業内外で幅広く活用されているという。リリースから1年が経過し、現場の教員からは「模試のような実践的な問題に取り組ませたい」「個人単位に加え、クラス単位、学年単位といった観点で学習状況を把握し、指導に応用したい」といった声が寄せられていた。

 今回、こうした声に応える形で新機能を追加。全統模試レベル問題は、全統高1・2模試の過去問を基にした模試レベル問題を搭載。科目は英語と数学に対応。基礎から応用レベルにとどまることの多いAI搭載教材において、本格的な入試レベルまでカバーする河合塾ならではの特色として、より幅広い範囲でひとりひとりの学力に応じた学習をサポートする。

 加えて、全統模試を採用している高校では、日々の学習・模試の受験前準備・模試受験・復習の学習サイクルが実現でき、さらなる学習効果の向上が見込まれる。

 利用状況レポート機能では、従来の個人単位の集計に加え、学年・クラス単位で学習状況の集計を実装。教科(科目)間、クラス間での比較や過年度との比較も可能となり、校内での利用状況を整理することでICT活用を一層促進する。

 そのほか、オリジナル問題の作成・配信機能の改善や、数学Iと数学IIなど複数の科目を組み合わせた課題の配信など、使い勝手を向上させる機能追加や機能強化も併せて行なっている。河合塾Webサイトでは、製品紹介に加え無料トライアルも受け付けている。

《畑山望》

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