ソフトバンクは2024年2月1日、ICTを活用してインクルーシブ教育支援を行う「LEARN with ソフトバンク～魔法のプロジェクト2024～」の協力団体の募集を開始した。全国キャラバンの開催地として4月15日まで、全国から自治体・教育委員会・学校を募る。
「魔法のプロジェクト」は、特別支援学校や特別支援学級、通常学級に所属する児童・生徒と教員らに、タブレットや人型ロボット「Pepper」、スマートスピーカー、電子書籍リーダーなどのICT機器を1年間無償で貸し出して学校や家庭において活用してもらい、その実践事例を研究・公開することで、障害児の学習・生活支援を促進することを目的とした事業。一方、「LEARN」は、東京大学先端科学技術研究センター寄付研究部門「個別最適な学び研究」が行う未来型のダイバーシティー教育のモデルを提案および実証するプログラム。
2024年度の魔法のプロジェクトは「LEARN」と連携。子供たちの苦手や困りをICTで支援するノウハウを共有するため、全国キャラバンを始動する。実践研究期間は2024年5月1日～2025年3月31日。
全国キャラバンには、東大先端研 個別最適な学び寄付研究部門で、学習に困難を抱える子供たちへの学習支援を行っているスタッフと魔法のティーチャーが出向き、講演会・セミナー、機器のデモ・展示、教員向け・保護者向け・当事者向け各相談会を実施する。詳細や時間については地域ごとに検討予定。
キャラバン開催地への応募は、日本全国の教育委員会、学校関係者などが対象。応募条件は、「キャラバンを行う場所を無料で提供できる（難しい場合は相談可）」「キャラバン当日に手伝える人員がある（最低2～3人）」「キャラバンの参加者を募ることができる」「キャラバン後に可能な範囲で感想やようすの共有ができる」など。可能な場合は、地元での取材などにも繋いでもらいたいとしている。
キャラバンスタッフに関する費用および機材の貸し出しは無料（返却送料は応募者負担）。場所の提供や当日の手伝いは各地域での対応となる。募集期間は2024年4月15日午後5時まで。選考結果は4月19日までに申込者すべてにメールで通知する。
◆ICT・インクルーシブ教育キャラバン開催地募集
実践研究期間：2024年5月1日（水）～2025年3月31日（月）
募集期間：2024年2月1日（木）～4月15日（月）17:00
対象：日本国内の自治体、教育委員会、学校
選考結果：2024年4月19日（金）までに応募者全員へ通知
申込方法：LEARN with ソフトバンクのWebサイトから受け付ける
