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大学数・学生数は50年間で倍増、女子占有率も上昇

 旺文社教育情報センターは2020年11月2日、「50年間で大学数・学生数とも倍増」と題したデータ分析をWebサイトに掲載した。この50年間で大学数・学生数は倍増し、女子占有率も上昇が続く一方、18歳人口の減少などで大学の生き残り競争は激化している。

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大学の学校数・学生数の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 大学の学校数・学生数の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 短大の学校数・学生数の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 大学・短大学生数(男女別)&女子占有率の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 大学・短大進学率の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 女子占有率の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
  • 高等教育機関への進学者数と進学率の推移 (c) 2020 旺文社 教育情報センター
 旺文社教育情報センターは2020年11月2日、「50年間で大学数・学生数とも倍増」と題したデータ分析をWebサイトに掲載した。この50年間で大学数・学生数は倍増し、女子占有率も上昇が続く一方、18歳人口の減少などで大学の生き残り競争は激化している。

 「50年間で大学数・学生数とも倍増」は、文部科学省が公表した令和2年度(2020年度)学校基本調査速報などを資料として、大学・短大に関わるデータをまとめたもの。

 2020年度の大学の学生数は、前年度比3,000人減の291万6,000人で、6年ぶりの減少。学生数を設置者別にみると、国立大が59万9,000人、公立大が15万8,000人、私立大が215万9,000人と、私立大が全体の4分の3を占めている。短大の学生は、短大数の減少とともに減少傾向が続いており、2020年度は前年度比5,000人減の10万8,000人と、10万人割れが目前となっている。

 この50年間の学生数・学校数の推移をみると、大学の学生数は1971年度146万9,000人から2020年度291万6,000人へ倍増(198.6%)している。設置者別では、国立大学生28万3,000人(189.3%)、公立大学生10万9,000人(320.8%)、私立大学生105万6,000人(195.8%)とそれぞれ増加した。

 学校数も増加を続けており、1971年度389校から2020年度795校と、約2倍(204.4%)に増えている。設置者別では、国立大11校、公立大61校、私立大334校の増加。さらに2019年度から誕生した専門職大・短大(公私立で11校が開設)も今後増える予定があるという。

 大学進学率は、1971年度の19.4%から1976年度の27.3%まで上昇し、その後多少のアップダウンを経て1990年度の24.6%まで下降。 1991年度からは2012年度と2013年度を除き、上昇を続け、2019年度は53.7%となった。短大進学率は1994年度の13.2%をピークに2019年度の4.4%まで下降を続けている。

 一方、2020年度の大学の女子学生数は前年度比1,000人増の129万4,000人となり、女子占有率は過去最高の44.4%となった。2020年度の短大の女子学生数は前年度比4,000人減の9万5,000人。女子占有率は88.0%で、9割近くが女子の状況はほぼ変わっていない。

 旺文社教育情報センターでは、大学(学部)はこれまで学生数の増加に支えられてきたが、18歳人口の減少などにより、「入学者の減少傾向が恒常化しつつあり、大学・短大の生き残り競争は熾烈を極めている」と指摘。「これまで入学者増加の波に乗ってきた大学をはじめ高等教育機関への進学率も、各種の奨学金制度の導入などの施策が講じられてはいるが、今後は減少に転じる可能性もある」と分析し、2020年がターニングポイントになる年と予測している。
《奥山直美》

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