ソフトバンクは2023年12月15日、龍谷大学、LINEヤフーと包括連携協定を締結したと発表した。社会課題解決や人材育成を推進する場として整備される「龍谷大学京都駅前新拠点(仮称)」の構築や、龍谷大学のDX推進を支援するという。
龍谷大学京都駅前新拠点(仮称)は、龍谷大学が有する多様な学問領域を交流・融合させ、社会変革や価値創造を牽引する人材を育成する拠点として、2027年度中の運営開始に向けて整備が進められている。新拠点は龍谷大学の学生にとどまらず、他大学の学生や社会人などにも広く開放され、従来型の大学キャンパスでの展開を超えた「学び」や「成長」の機会を提供するという。
ソフトバンクは、この拠点における、Beyond 5G(第5世代移動通信システム)などの最先端技術の実用化に向けた実験環境の整備や、AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)などのテクノロジーを活用した最新のソリューションや先端技術を体験できる施設の構築に向けて、龍谷大学と検討を進めるとしている。
また、瀬田キャンパスの活性化として「『共創』をキーワードに龍谷大学の変革を『先導するキャンパス』」を牽引する取組みを行うという。さらに、ソフトバンクのスタートアップ支援に関する知見やノウハウを提供し、京都から有力なスタートアップを創出する「共創」を支援する場を構築していくという。
ソフトバンクが掲げる「スマートキャンパス構想」のもと、さまざまなデジタルソリューションを活用して大学運営のデジタル化やデジタル環境の整備に取り組み、龍谷大学のニーズに沿ったDXの推進を支援するとしている。