NPO法人のキーパーソン21はカシオ計算機と協働し、2023年9月27日に渋谷区立渋谷本町学園で子供たちの主体性を引き出すキャリア教育プログラムを実施する。プログラムは、渋谷区が推進する探究学習の取組み「シブヤ未来科」の一環として行われる。
キーパーソン21とカシオ計算機の協働による「企業の子ども応援プロジェクト」は、2016年から始まり2023年で8年目、23回目のプログラム実施となる。これまでに計1,568名の児童生徒が受講、延べ189名の社員が参加。社会の第一線で働く大人との出会いの中で、子供たちが多様な生き方を知り、勇気と自信をもって自分らしい未来を選択できるようになることをねらいとしている。
また、プログラムは渋谷区立小中学校を対象とした探究学習の取組み「シブヤ未来科」の一環として実施。「シブヤ未来科」は、デジタル&グローバル社会で「生きる力」を身に付けるために子供たちひとりひとりが課題や問題意識をもって行う探究学習として、渋谷区教育委員会が推進している。
授業では、キーパーソン21が開発した講演型プログラム「おもしろい仕事人がやってくる!」&「おもしろい仕事人新聞」を実施。カシオ計算機の社員が学校を訪問し、渋谷本町学園の小学6年生に向けて、仕事や人生についてありのままの言葉で語る。多様な大人との交流を通じて、児童ひとりひとりが自分の未来を想像し、自分と社会とのつながりに目を向けて主体的に生きていくことを応援することが大きな目的。
当日は、社会の第一線で活躍する大人から子供時代のエピソードや人生で大切にしていること、仕事での失敗談などリアルな話を聞くことで、子供たちが多様な生き方や価値観を学び、将来への自信や希望をもてるよう働きかけるほか、講演後には児童が記者になりきって登壇者へのインタビューを実施。タブレット端末を使って新聞を制作する。
加えて、登壇者のカシオ計算機の社員にとっても、他部署の社員とのコミュニケーションや自分自身のキャリアを振り返り仕事のやりがいを再確認する機会となり、社員教育の役割も果たしているという。参加者は、渋谷本町学園小学6年生97名とカシオ計算機社員6名。渋谷区立渋谷本町学園にて、9月27日の午前10時40分~午後0時30分まで行われる。