パーソルワークスデザインと佐世保市教育委員会は2023年9月7日、学校教育におけるDXを推進し、教職員の負担を軽減し、児童生徒と向きあう時間の拡充を目的とする「学校教育におけるDX推進連携協定」を締結する。
昨今、教職員の業務範囲の広さと長時間勤務が課題となっている。また、2020年の文部科学省のデータによると、コロナ禍におけるオンライン学習では、学校や家庭の実態を踏まえた積極的なICTの活用に課題を感じる学校が8割を超えている。このような状況下、教職員の負荷を軽減し、教育の質を向上させるためにDX推進は急務となっている。
パーソルワークスデザインでは、資格試験運営にともなう業務の負担軽減を図る「資格検定アウトソーシング」やインターネット検定試験を運営する「IBTサービス」、入学試験などの学内業務を運営する「入試・学校業務アウトソーシング」を提供し、試験運営業務の効率化やDX化を推進している。また、2017年に佐世保市へ進出してからは、雇用拡大をはじめとした地域活性化にも取り組んできたという。
今回、パーソルワークスデザインのノウハウを生かし、佐世保市のさらなる発展を目指すことを目的に、DX推進連携協定を締結する。これにより、教育現場におけるDX推進や教職員の負担軽減、児童生徒と向きあう時間の拡充を図るとしている。
協定調印式と記者会見は9月7日午後3時より佐世保市役所5階庁議室にて開催する。9月より、佐世保市内のモデル校にて、テスト問題の設問や採点、成績管理などをオンライン上で実施できる「オンライン試験システム」の実証実験を開始するという。