東京都教育委員会は2023年5月17日、グリーと共同で作成した、おもに中高生の情報リテラシー育成を目的としたデジタル教材「考えよう！デジタルリテラシー」を公開した。
東京都教育委員会とグリーは、2021年10月に共同研究プロジェクト実施に関する協定を締結。プロジェクトでは、児童・生徒の健全育成のため、インターネットおよびゲームとの望ましい関わり方に関する効果的な指導法や教材の開発等を実施。都内公立学校における生活指導や情報モラルに関する教育の充実を図っていくという。
今回公開したデジタル教材「考えよう！デジタルリテラシー」は、プロジェクトの取組みの1つ。対象は、おもに中学生と高校生。スマートフォン・タブレット端末等の使用において実際に起きている事例を取り上げ、それらについての解説を読み、知識を得ながら、生徒自らが考え、議論することで、インターネットやSNSを使いこなす力を身に付けることを目的としている。
教材は、生徒の実態に応じて、特別活動、各教科、朝学習等の時間に活用することを想定。今回はきわどい自撮り写真やLINEによる気持ちの伝達、AIによる作品応募という3つの事例を公開した。2023年度中に追加していく予定。詳細は、Webサイトで確認できる。
