明日香は2026年10月29日、保育現場における子供同士のトラブルや支援に関する調査結果を発表した。子供の負担やストレスを感じ取った保育者の75.6%が、10年前ころより頻度が「増加した」と回答。一方、外部の専門職や支援機関に「相談できる先がない」「利用しにくい」との回答が計40.7%にのぼった。
同調査は、明日香が運営する保育研究プロジェクト「子ねくとラボ」を通じて実施された「保育現場における子供同士のトラブルと必要な支援に関する実態調査」。IDEATECHのリサーチマーケティング「リサピー」によるインターネット調査で、2026年9月28日~10月12日に実施。保育業務に6年以上携わり3~5歳児担当または園全体に関わる保育者91名から有効回答を得た。
この1年間に見聞きした子供同士の行為(対人衝突)は、「大人の目が届かない場所で嫌がらせをする」が44.0%で最多。「相手を傷つける言葉を繰り返し使う」(42.9%)、「特定の子を繰り返し仲間はずれにする」(40.7%)が続いた。これらを見聞きした保育者の65.3%が、10年前ころ(2016年ころ)と比べて頻度が「増加した」と回答した。
この1年間に子供の負担やストレスを感じ取ったようすは、「些細なことで感情が高ぶりやすい」が48.4%でトップ。感じ取った保育者の75.6%が、10年前ころより頻度が「増加した」と答えた。背景にあると考えることは、「保護者が仕事や家事に追われ余裕がない」が60.8%でもっとも高かった。
子供同士のトラブル対応で難しさを感じることは、「保護者への伝え方に迷う」が46.2%で最多。園だけでは対応が難しい場面も「保護者との関係づくりが難しい場面」が38.5%で最多となった。自由回答では「親対応が年々難しくなってきた」「人手が足りず、トラブルが多いとすべてに対応することが難しい」などの声が寄せられた。
園だけでは対応が難しい場面について、外部の専門職や支援機関に「相談できる先がない」(15.4%)、「相談先はあるが、実際には利用しにくい」(25.3%)と答えた保育者は計40.7%にのぼった。今後の保育現場に必要なこととしては、「子供の気持ちを受け止める関わり」が46.2%で首位となった。法改正により「こども家庭センター」の設置も進む中、園と外部機関が日常的につながれる体制づくりが今後の論点になりそうだ。














