学研ホールディングスは2026年10月27日、インドの教育企業MysticLand in Schoolと共同開発した道徳教育プログラム「KOKORO DOTOKU」の実証授業を、10月より開始したと発表した。インドの私立校10校、約1,500人の小学5年生を対象に12月末まで実施し、学校現場での受容性や実施可能性を検証する。
「KOKORO DOTOKU」は、身近なストーリーを題材に、子供たちが登場人物の気持ちや行動について自ら考え、友達との議論を通じて多様な見方に触れる道徳教育プログラム。日本の道徳教育の知見をもとに、インドの文化や価値観を踏まえて開発した。
小学5年生向けのパイロット教材では、「親切・思いやり」と、それに通じるインドの概念「Tapas」をテーマに、2つの短いストーリーを通じて、自分ならどう考え、行動するかを深める内容で構成。最後には、日本の特別活動の考え方も参考に、学んだことを日常の行動につなげる個人・学級目標を子供たち自身で考える。
共同開発したMysticLand in Schoolは、ムンバイを拠点とする教育コンテンツ企業。ストーリーやキャラクターを活用した教材を私立校向けに提供しており、約180校で同社の教材が採用されている。両社は2026年に業務提携に関する覚書を締結し、プログラムの開発を進めてきた。
開発では、日本の道徳教育の考え方を共有したうえで、インドの文化や子供たちの日常に合う形に教材を再設計した。MysticLand in Schoolが中心となってコンテンツを制作し、学研ホールディングスが道徳教育の考え方や教育設計の観点から監修。両社で文化や価値観の違いについて議論を重ね、子供たちが自分自身の問題として考えられるストーリーや問いを設計している。
実証授業では、子供や教師、学校からのフィードバックをもとに、プログラムの受容性や学校現場での実施可能性を検証する。検証結果を改善に反映し、次年度以降は対象学年や導入校を広げることを目指すとしている。







