ライフイズテックは2023年4月28日、ChatGPTを活用した高校「情報I」の学習支援サービス「Life is Tech ! AIアシスタント」（β版）の提供開始を発表した。β版は、パートナー塾の連携を通じた高校生ユーザー限定で利用可能。
ライフイズテックは、中高生向けのデジタル教育を中心に次世代人材の育成を手掛けるEdTechスタートアップ企業。2019年より、ひとりひとりの理解度にあわせて個別最適な学びを実現するEdTechプログラミング学習教材「Life is Tech! Lesson」や、本格的に学べる学習塾向け「情報AIドリル」等を提供し、教育現場で幅広く利用されている。
今回リリースが決定したのは、高校「情報I」の学習について、最新の技術で支援するAI学習アシスタントサービス。テキストインタラクションを用い、選択肢から質問を選ぶことで自分のペースで「情報I」の学習を進めることができ、学習者の理解度や興味に応じて最適な学習経路が提供される。また、ChatGPTの活用により、質問に対して的確な回答が提供され、学習者は自分が抱える疑問や課題に対して即座に解決策を得ることができるという。
さらに、プログラミング、アルゴリズム、データサイエンス分野等、身近な例と照らしあわせて具体的な活用例を踏まえながら、学びを促進することができ、授業の補習や宿題、課題のサポートや、「情報I」の授業で理解できなかった部分について、サービスを利用して自身のペースで学習することも可能だという。
今後はインタラクティブなAI（LLM技術）を活用し、AIのサポートにより学習者の理解度の低い分野を特定し、関連する質問をサジェストする機能を追加して学習の深化を図ったり、学習履歴や傾向分析から個別最適な学習プランを提案したり、アウトプット学習を発展させる問題提供機能等の開発を進め、提供内容や範囲の拡大を検討していくとのこと。
ライフイズテックは、これからもAI技術を掛けあわせた学習支援サービスの開発を進め、AI技術の実用化が進む時代に必要とされる、次世代のイノベーション人材創出を目指すとしている。
