国立教育政策研究所は2023年4月21日、2023年度(令和5年度)全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)において、5月26日までに分散実施する英語「話すこと」の正答例を誤ってWebサイトに掲載していたと発表した。誤掲載された7分間に55件のアクセスがあったという。
2023年度全国学力テストは全国の小学6年生と中学3年生を対象に4月18日に実施された。このうち、中学校英語「話すこと」調査については、4月18日当日は、文部科学省が抽出した500校程度で実施し、残りの約9,000校については5月26日までに分散実施する予定となっている。
国立教育政策研究所は4月18日の試験終了後に、調査問題・正答例等をWebサイトに公表したが、その際、誤って後日実施の中学校英語「話すこと」調査の正答例も公開。午後5時3分~5時10分までの約7分間にわたり、閲覧できる状態にあったという。
掲載後、すぐ誤掲載に気付き、午後5時10分にはWeb公開を停止し、データを再度アップし直した後、午後5時16分にWeb公開を再開。その間に誤掲載されたデータには55件のアクセスがあったとみている。
誤掲載は、検証用サーバに登録されたデータと公開用サーバのデータが一致することを確認しないまま公開を行ったことに問題があることから、今後は原則として、事前に確認した検証用サーバからファイル・フォルダ群をダウンロードしたものを用いて公開を行うよう変更。公開直前に追加・差し替えの必要が生じた場合は、確認を慎重に行うとしている。
また、事業担当部門と情報担当部門が十分密接に連携を取りつつ、特に途中で情報が更新された場合は、双方が常に「最新の情報」を取り扱っているかについて必ずチェックするとともに、Webサイト担当者が公開内容をアップする作業を行う場合は、複数の担当者により確認をしながら行うことを徹底するとしている。
なお、結果公表に際しては、当日実施校分で集計を行い、全国値として公表することを当初から予定しており、当日実施校は誤掲載前に実施が終了しているため、全国値への影響はないという。