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上智短大、25年度より募集停止…コロナ禍で大幅定員割れ

 上智学院は2023年4月19日、上智大学短期大学部の学生募集について、2024年度募集を最後に、2025年度以降停止すると発表した。コロナ禍以降、大幅な定員割れが続く中、今回の結論に至らざるを得なかったという。

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  • 上智大学短期大学部 学生募集停止について

 上智学院は2023年4月19日、上智大学短期大学部の学生募集について、2024年度募集を最後に、2025年度以降停止すると発表した。コロナ禍以降、大幅な定員割れが続く中、今回の結論に至らざるを得なかったという。

 上智大学短期大学部は、1973年4月、神奈川県秦野市に上智短期大学として開学、2012年4月に現在の校名へと変更。開学当初より女子のみ、英語科のみの単科短期大学として女子の高等教育機関としての役割を果たし、高い英語力、幅広い教養力、深い専門力を持ち、社会に貢献できる1万2,000人を超える卒業生を輩出してきた。

 しかし、18歳人口の減少や女子の共学・4年制大学志向等、近年の社会状況の変化による影響は大きく、さらにコロナ禍以降ここ3年で急激に志願者が減少し、大幅な入学定員割れが続いていたことから、3月22日の理事会にて断腸の思いで2025年度以降の募集停止という決断に至ったという。

 そのため、2024年度募集(2024年4月入学生対象の入学試験)が最後となる。

 在学生にはすでに説明会を開催して経緯を説明。在学生、保護者、卒業生、関係各機関等に向けては、4月19日付で文書を発送したという。また、5月3日には保護者等を対象としたオンライン説明会を開催する。

 大学側は、「2024年度入学生を含むすべての在学生に対する教育、進路支援等につきましては、これまでと同様に万全を期し、臨んで参ります」とコメントを発表。卒業後の証明書発行等の手続き、ソフィア会(同窓会)の活動についても支障のない支援体制を整えるとしている。

《畑山望》

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