ビジネス・ブレークスルー(BBT)は、自社独自開発の遠隔教育プラットフォーム「AirCampus」に、人工知能を研究するOpenAIが開発する「ChatGPT」の対話プロンプト機能とChatApp機能をリリース。学習者の生産性向上を対話型AIが支援するプロンプトラーニングを推進する。
「AirCampus(エア・キャンパス)」は、BBT独自開発の遠隔教育用プラットフォーム。PC・スマートフォン・タブレット端末に対応した「オンライン空間上のキャンパス」で、ブロードバンド環境さえあれば、世界中のどこからでもオンラインで講義を受けることが可能。ビデオ・オン・デマンドでの講義受講の他、講師やクラスメイトとのディスカッションにもっとも適したユーザ・インターフェースを有し、双方向型のオンライン学習によって効果的な学びを実現している。
会話型AIサービス「ChatGPT(チャット・ジーピーティー)」等を運営するOpenAI社が、2023年3月1日にChatGPTのAPIを公開した。それにともない、BBTが提供するAirCampus上にChatGPTの汎用プロンプトとChatApp機能を実装した。
ChatGPTから有用な回答を得るには、質問する技術(プロンプト・エンジニアリング)が必要になるが、BBTでは学習者が多用する要約や翻訳、フィードバックに関する質問を、ユースケースごとに定型化したChatAppをAirCampus内に配置。これにより、AirCampusで学ぶ全受講生が、AirCampus上で簡単にChatGPTを利用することができる。
BBTでは、大規模言語モデル(Chat GPT)をオンライン教育に組み込むことで、どのような効果をもたらすのかを検証し、また、AI剽窃(ひょうせつ)についても継続的に対策することを検討していくという。