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高校生向け探究学習ICT教材「すららSatellyze」

 すららネットは2023年3月13日、高校生向けの探究学習ICT教材「すらら Satellyzer」を2023年6月よりリリースすると発表した。また、3月27日午後4時半より「すらら Satellyzer」の導入希望等の高等学校向けに、オンラインセミナーを開催する。

教材・サービス 授業
すらら Satellyzer(サテライザー)
  • すらら Satellyzer(サテライザー)
  • 高等学校「総合的な探究の時間」の出張授業のようす
  • レクチャー、グループワーク、自己・相互評価で構成

 すららネットは2023年3月13日、高校生向けの探究学習ICT教材「すらら Satellyzer(サテライザー)」を2023年6月よりリリースすると発表した。また、リリースに先駆け、3月27日午後4時半より「すらら Satellyzer」の導入希望等の高等学校向けに、オンラインセミナーを開催する。

 「すらら Satellyzer」は、NECスペーステクノロジーと共同開発に取り組み、テーマ「宇宙」を通じて、遠い世界と実生活とのつながり等、幅広い視野を持つ機会を生徒に提供するという。

 学習指導要領の変化に伴い、2022年度から高校生の必修科目の1つである「総合的な探究の時間」で、基礎的な探究スキルが不足していること、先生の業務負荷が大きいことが課題とされている。

 すららネットは課題解決のために、探究学習の基礎的なスキルとして、テーマに対する基本知識(課題への興味関心)、自分の考えを言語化してまとめる(論理力、語彙力)、メンバーと議論し内容を詰めていく(コミュニケーション力、思考フレームワーク)の3点に着目。「すらら Satellyzer」は、生徒の探究基礎スキルが自然に、確実に身に付くプログラムに設計した。また、先生が利用することで、授業の事前準備の手間を省き、評価軸や評価方法の統一、探究学習で習得させるスキルの認識合わせができるという。

 おもに3つの特長がある。まず「ストーリーをなぞってゲーム感覚で進めるコンテンツ」として、チームで、1ユニット50分の学習に臨む。基礎知識の習得、ミッション選択(解決するべき課題を選び、知識を深める)、課題解決を目指す、振り返りとの過程で、基礎的な探究スキルが身に付くよう構成されている。提示される複数の社会問題の中から、人工衛星や宇宙開発技術を活用して、解決方法を考えていく。

 次に、「1単元をレクチャー、グループワーク、自己・相互評価で構成」により、アニメーションと音声による講義パートで、基礎知識の説明やグループワークの指示を行う。グループワークでは、思考やアイデアをスムーズに発展・整理させるためのツールを用意。調べ学習やディスカッション等に進み、グループワークの展開方法を学ぶことができる。自分で気付き・改善する力(メタ認知能力)を習得することを目指している。

 3つ目の特長として、「授業進行、評価や成績付け等、授業運用ツールで先生の業務軽減」。評価システムの装備や習得スキル一覧等、さまざまな授業運用ツールを用意することで、どの先生でも均質の探究授業が可能としている。

 すららネットは、「すらら Satellyzer」のリリースに先駆け、3月27日午後4時半より、「すらら Satellyzer」の導入希望等の高等学校向けに、オンラインセミナーを開催する。参加無料、事前申込制。詳細はWebサイトより確認できる。

◆探究学習ICT教材「すらら Satellyzer(サテライザー)」
リリース予定:2023年6月
◆「すらら Satellyzer」オンラインセミナー
日時:2023年3月27日(月)16:30~17:30
場所:オンライン(Zoom)
対象:私立高等学校・私立中学校/高等学校・その他・自治体・教育委員会関係者
参加費:無料
申込方法:Webサイトより申し込む
参加特典:2024年度の授業に活用できる「すららSatellyzer」のトライアルID・初回授業の実施支援

《宮内みりる》

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