文部科学省は2023年2月13日、2022年度中に実施される2023年度(令和5年度)高等学校入学者選抜等におけるマスク着用の考え方について、各都道府県の教育委員会等へ事務連絡を出した。試験会場等では従来どおり、マスクの着用等の基本的な感染症対策を行う。
新型コロナウイルス感染症でのマスク着用の有無をめぐり2月10日、政府はマスク着用の考え方について見直しを行った。この中で、学校の授業等では4月1日以降は基本的にマスク着用を求めないが、3月末までは従来どおりマスク着用と明記されている。
今回の事務連絡では、このことを踏まえ、高校入試や大学入試等についても、2022年度中は引き続き、従来どおりの基本的な感染症対策を行うよう、各都道府県の教育委員会や大学設置者等へ依頼。試験場等では、これまでどおり「人と人との距離の確保」「マスクの着用」「手洗い等の手指衛生」をはじめとした基本的な感染症対策を講じる。
一般においては、マスク着用は3月13日より「基本的に個人の判断に委ねる」ことが決まっているため、試験時の対応と混同しないように注意が必要だ。