文部科学省は2023年1月10日、令和5年度大学入学者選抜の個別学力検査における、追試験等の新型コロナウイルス感染症の対応状況を取りまとめ公表した。追試験や別日程への受験振替等を講じる予定とした大学(短大含む)は、1,048大学にあたる98.9%にのぼる。
個別学力検査における追試等の対応状況調査は、国立大81校、公立大93校、私立大601校、公立短大12校、私立短大273校の計1,060校が対象。大学入学共通テストの成績および出願書類等による再選抜を行う場合も追試験に含む。
このうち、個別学力検査において、「追試験を実施」は649大学(61.2%)、「追加の受験料を徴収せずに別日程への受験振替を実施」は831大学(78.4%)、「追試験と振替を両方実施」は432大学(40.8%)。「その他」と回答したのは12大学で、数日間の実技検査を課す等、追試験を設定することが困難である大学や受験料の返還を行う大学が計上されている。一方、「対応なし」とした大学は0校であった。
「追試験を実施」「追加の受験料を徴収せずに別日程への受験振替を実施」のいずれかを実施する大学・短大は全体の98.9%にあたる1,048校。両方を実施する大学・短大は432校(40.8%)であった。
文部科学省Webサイトでは、大学・短大ごとの対応状況をPDF一覧で公開(個別学力検査を課す学部のみ掲載)。各大学・短大の入試情報URLを掲載しており、最新の入試情報にもアクセスすることができる。