大学入試センターは2022年11月22日、2025年度(令和7年度)大学入学共通テストの出題の方向性や試作問題等について説明資料を公表した。2025年度試験のおもな変更点、各教科・科目の出題方法、試作問題で問う力等をわかりやすくまとめている。
説明資料は、11月9日に公表した「令和7年度(2025年度)大学入学共通テストの問題作成の方向性および試作問題等について」のポイントを端的に紹介したもの。公表資料の文言や表現について、よりわかりやすいようにかみ砕き、簡略化して記載している。
2025年度試験のおもな変更点については、11月9日に初めて公表した部分を赤字、それ以外を黒字で記し、ポイントをわかりやすくまとめている。各教科・科目の出題形式の変更等は、表にまとめて掲載。試作問題を具体的に取り上げ、その問題で問う力等を解説している。
新たに導入される「情報」については、試作問題をもとにしつつ、大学生を模擬受験者としたモニター調査を参考とし、高校関係者の意見を聞く等して、問題の内容・分量・程度等に留意した問題にすると説明。高校関係者に向けた留意点として、経過措置科目を受験する可能性のある生徒に「旧情報(仮)」が出題されることを周知し、その際は各学校で開講している科目が「社会と情報」「情報の科学」のどちらか、生徒にとって明確になるよう伝えてほしいとしている。
説明資料は、大学入試センターWebサイトから確認できる。