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使いやすい大学スマホサイト、1位「北海学園」

 北海学園大学は2022年10月28日、日経BPコンサルティングによる「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査」において、総合ランキングで全国1位となったことを発表した。審査項目のうち減点は1項目だけで、調査始まって以来の最高点97.33を獲得した。

事例 ICT活用
北海学園大学
  • 北海学園大学
  • 大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2022-2023
  • 総合スコアの算出方法

 北海学園大学は2022年10月28日、日経BPコンサルティングによる「大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査」において、総合ランキングで全国1位となったことを発表した。審査項目のうち減点は1項目だけで、調査始まって以来の最高点97.33を獲得した。

 大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査は、画面サイズの小さいスマートフォン向けの大学Webサイトを「使いやすさ」の観点で、日経BPコンサルティング独自の診断基準で評価・ランキングしたもの。審査は、米Googleの提唱するガイドライン等を参考にしている。2015年の初調査以降、毎年実施。「2022-2023」調査は、2022年6月上旬~9月上旬の期間に、国・公・私立大学270校を評価・ランキングした。

 今回の総合ランキングのトップ10は、1位「北海学園大学」、2位「東京工芸大学」、3位「名古屋市立大学」、4位「青山学院大学」「東京工科大学」、6位「崇城大学」、7位「北海道科学大学」、8位「大妻女子大学」、9位「明治学院大学」「神戸学院大学」の10校。そのうち、新たにトップ10入りを果たしたのは、北海道科学大学と大妻女子大学の2校。北海道科学大学は前回150位から一気に順位をあげた。

 総合トップを獲得した北海学園大学は、調査始まって以来の最高得点となる総合スコア97.33(100点満点中)を獲得。新たに「PCで表示」ボタンを実装したことが評価につながったという。「PCで表示」ボタンとは、スマホ向けのWebサイトで省かれることのあるリンクや機能等を表示させるため、PC表示とスマホ表示を切り替えられるボタンのこと。北海学園大学ではトップページと主要ページに切り替えボタンを設け、サイトの利便性をさらに高めた。

 審査は、国内で普及している4.7インチ画面のiPhoneを対象機種に定め、「通信への配慮」「見やすさ」「操作のしやすさ」「トップページ・ユーザビリティ」「サイト・ユーザビリティ」「メインコンテンツへのアクセス」「サイト内検索」「インタラクティブ」の8項目を指標に、合計47項目から評価している。

 ここ数年の傾向としては、女子大学の躍進が目立つ。今回の調査では、東京女子大学が177ランクアップを実現、24位となった。また、総合ランキング・上昇幅ランキングの上位20をみると、女子大学の比率はそれぞれ15%(3校)・20%(4校)を占める。調査対象の270校のうち、女子大学の比率は約9%であることを想定すると、共学の大学に比べてやや高いといえる。

 加えて、研究者としての側面をもつ教員を広く知ってもらい、産学官連携や地域連携を促進したい思惑から、教員一覧ページをスマホ向けに提供する動きが加速。前回49%だったが、今回は半数を超える56%の大学が教員一覧ページを設けていた。

◆大学スマホ・サイト ユーザビリティ調査2022-2023(上位10校)
1位「北海学園大学(前回3位)」
2位「東京工芸大学(同1位)」
3位「名古屋市立大学(同7位)」
4位「青山学院大学(同6位)」
4位「東京工科大学(同2位)」
6位「崇城大学(同4位)」
7位「北海道科学大学(同150位)」
8位「大妻女子大学(同79位)」
9位「明治学院大学(同5位)」
9位「神戸学院大学(同10位)」

《川端珠紀》

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