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NEC、新プロジェクト発足…GIGAスクール端末利活用促進へ

 NECは2022年10月17日、全国の教育委員会や学校に対し、GIGAスクール端末の利活用を促進するための「NECカスタマーサクセスプロジェクト (NCSP)」の発足を発表した。2022年度は参加無料。第1弾は研修・データ分析等のサポートを行う。

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NECカスタマーサクセスプロジェクトの研修イメージ
  • NECカスタマーサクセスプロジェクトの研修イメージ
  • 「NECカスタマーサクセスプロジェクト」研修実施までの流れ・教材の活用度合いの傾向分析
  • OPE&MEXCBT研修とICT実践研修の一部

 NECは2022年10月17日、全国の教育委員会や学校に対し、GIGAスクール端末の利活用を促進するための「NECカスタマーサクセスプロジェクト (NCSP)」の発足を発表した。2022年度は参加無料。第1弾は研修・データ分析等のサポートを行う。

 文部科学省が2021年に実施した調査によると、学校のICT環境はGIGAスクール構想により、教育用コンピュータ1台あたり児童生徒数への配備が0.9人/台、普通教室の無線LAN整備率が93.3%、インターネット接続率(30Mbps以上)が98.8%を達成している。一方で、ICT活用率は小学校が24.4%、中学校が17.9%と、OECD加盟国平均の51.3%と比較すると大きく下回っている。

 加えて学校現場では、2021年より学習eポータルの活用や、GIGA端末を活用した全国学力・学習状況調査の実現に向けた動き(MEXCBTの利用)等、新たなICTツールの利用が求められ対応に苦慮している状況となっている。

 そこでNECでは、新プロジェクト「NECカスタマーサクセスプロジェクト(NCSP)」を発足。NECが提供するタブレット端末または学習eポータル(OPE)を導入している全国の小中学校および、OPE導入検討中の自治体を対象に、無料で研修・データ分析等のサポートを行う。

 具体的には、「端末の利活用状況や課題のヒアリングおよびアドバイス」を2か月に1回程度、教育委員会や小中学校ごとに完全オーダーメイドの研修を企画から実施まで1~3回行い、研修後の利用の変化について3か月に1回程度の定点観測を実施する。

 対応できる研修としては、「学習eポータルとMEXCBTの背景理解と操作研修」「Chromebook、Windows、iPad等の端末研修」「デジタル教科書や教材、アプリケーションの授業デザインおよび操作研修等」「情報モラルやセキュリティポリシーに関する研修」「学習目標の設計や授業デザインに関する研修」等がある。

 参加費は、第1弾となる2022年10月~2023年3月末日の期間は無料。2023年度以降はあらためて案内するとしている。


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《川端珠紀》

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